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八重の歌碑建立 若松の大龍寺

6/15(木) 10:51配信

福島民報

 NHK大河ドラマ「八重の桜」で描かれた新島八重の実家・山本家の菩提(ぼだい)寺である福島県会津若松市慶山の大龍寺は、八重が詠んだ和歌の碑を山本家の墓前に建立した。八重の命日にあたる14日、室井照平市長らが除幕した。
 碑に刻まれている和歌は「たらちねの御墓のあとをとふことも今日をかぎりとなくほとゝぎす」。八重が亡くなる2年前の昭和5年、京都から会津に帰郷した際に詠まれたという。古里の墓前に手を合わせるのは最後かもしれない-と悟った切ない思いがにじんでいる。
 八重は会津藩士の娘で、戊辰戦争で銃を手に戦った。京都で同志社大を創立する新島襄と結婚し、支えた。大龍寺は来年に迫った戊辰戦争150年を前に、家族や会津に対する八重の思いを伝えようと建立を決めた。
 14日は室井市長と会津史学会会員の岩沢信千代さんが除幕した。室井市長は「八重の気持ちを感じてもらえる場所ができた。多くの人に訪れてもらいたい」、岩沢さんは「会津の先人のよすがをたどる拠点の一つになってほしい」と願った。

福島民報社

最終更新:6/15(木) 10:56
福島民報