ここから本文です

韓国代表監督、ついに解任 「韓国サッカー界の最も長い暗黒期」と韓国メディア

6/15(木) 16:46配信

産経新聞

 韓国の聯合ニュースによると、大韓サッカー協会は15日、技術委員会を開き、韓国代表のウリ・シュティーリケ監督(62)の解任を決めた。

 ドイツ人のシュティーリケ氏は2014年9月に韓国代表監督に就任。9大会連続のワールドカップ(W杯)出場を託されたが、2018年ロシア大会アジア最終予選では苦戦が続き、韓国国内で繰り返し更迭論が唱えられていた。

 韓国紙、朝鮮日報(日本語電子版)によると、技術委は3月に行われたW杯最終予選の中国戦とシリア戦の結果や内容を受け、シュティーリケ監督の更迭について話し合ったが、「後任監督の適任者がいない」ことなどを理由に、14日(日本時間)のカタール戦まで判断を先送りする方針を示していたという。

 国際サッカー連盟(FIFA)ランキング43位の韓国代表は、その試合で同88位のカタールに2-3で敗れた。A組2位はキープしたものの、今後はイラン、ウズベキスタンと強豪との対戦が続く。韓国代表は最終予選で4勝3敗1分。アウェーでは未勝利で、2点差以上で勝ったこともない。そのため、韓国国内では「9大会連続W杯出場が危うくなった」とシュティーリケ氏の采配を批判し、解任を求める声が大きくなっていた。

 シュティーリケ氏の解任を伝えた韓国紙、中央日報(日本語電子版)は「シュティーリケ号が沈んだ」「シュティーリケ監督時代は失望が少なくなかった」「カタール戦は没落する韓国サッカーの現実を見せるハイライトだった」と雑言の限りを尽くした。

 シュティーリケ氏の韓国代表監督在任期間は15日で2年8カ月22日(996日)になっていた。実はこれは、許丁茂(ホ・ジョンム)元監督(2008年1月1日~2010年6月10日)の911日を上回る、歴代最長記録だという。

 シュティーリケ氏率いる韓国代表は2015年1月の豪州アジアカップで準優勝すると、2015年東アジアカップでは優勝を果たした。ロシアW杯アジア2次予選も全勝で突破した。当初はその手腕が称賛されていた。

 ところが最終予選で不振が続くと、韓国世論は手のひらを返したようにバッシングを始めた。中央日報も「シュティーリケ監督と共に過ごした約3年という時間は、韓国サッカー界の最も長い暗黒期として記録されるだろう」と批判。技術委から電話で解任を伝えられたシュティーリケ氏は、近日中に身辺整理を済ませ、居住していたスペイン・マドリードに戻る予定だという。(WEB編集チーム)

最終更新:6/15(木) 19:39
産経新聞