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ロシアゲート疑惑 米上院、対露制裁強化法案を可決

6/15(木) 16:59配信

産経新聞

 【ワシントン=加納宏幸】米上院(定数100)は14日の本会議で、ロシアに対する制裁を強化するための法案を97対2の賛成多数で可決した。ロシアの米大統領選干渉疑惑を踏まえ、露政府によるサイバー攻撃に関わった個人などに制裁を科す一方、トランプ政権が制裁を緩和する場合に議会の審査を義務付ける内容となっている。

 トランプ米大統領はシリアでのイスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)掃討でロシアとの協力を模索し、制裁緩和も視野に入れている。しかし、米議会では対露強硬論が根強いことから、法案にはトランプ政権に歯止めをかける狙いがある。

 イランに対する制裁を強化するための法案の一部に対露制裁の強化を盛り込む形を取った。シリアのアサド政権に対する武器の供給やロシアでの人権侵害にも制裁を科している。

 法案の成立には下院での可決や、トランプ氏の署名が必要だ。ティラーソン国務長官は14日の議会証言でロシアに対する制裁強化を求める議会側の意見に理解を示しながらも、「大統領は状況に合わせて制裁を調整する柔軟性を持つ必要がある」と主張した。

最終更新:6/15(木) 16:59
産経新聞