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人手不足でファミマは業務改革へ。バブル期超えの有効求人倍率

6/15(木) 11:10配信

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労働市場は「売り手市場」に

2017年5月末に厚生労働省が発表した有効求人倍率が1.48倍となったことが話題となっています。

ざっくり言うと、有効求人倍率とは仕事を探している1人あたりに求人が何件あるかを示す指標です。1倍を超えれば仕事の数が応募する人の数を上回ることになり、働く人にとっては「売り手市場」、つまり、仕事が見つけやすくなるということになります。

なお、この1.48倍という水準は、1974年2月(1.53倍)以来43年ぶりの高水準です。また、平成バブル期のピークだった1990年7月(1.46倍)の水準を上回る高い水準です。リーマンショック翌年の2009年は年間ベースで0.47倍にまで低下していたことを考慮すると、隔世の感を禁じえません。

朝の連ドラ「ひよっこ」の時代の有効求人倍率は?

もちろん、仕事はあっても給料が安い、長時間労働を強いられるといった様々な理由から、この1.48倍という数値をそのままポジティブには受け止められない方も少なくないと思います。

とはいえ、有効求人倍率が低いよりは高いほうがいいでしょう。そのことは、現在放送中のNHK連続テレビ小説「ひよっこ」からも理解できるのではないでしょうか。

主役の有村架純さんが演じる「みね子」の勤め先であった向島電機は、1965年に東京五輪直後の「昭和40年不況」のあおりを受けて倒産してしまいます。倒産後にみね子は新たな職場をすぐに見つけることができず、苦労して失踪してしまった父親の縁を辿り、やっとのことで「すずふり亭」という赤坂の洋食屋に職を得ています。

1965年の有効求人倍率は0.64倍と極めて低い水準でした。笑顔を絶やさないみね子ですが、そこには労働市場がひっ迫している今では考えられない大変な苦労があったのです。

人手不足が企業にとって深刻な問題に

「ひよっこ」の時代に大変だったのはみね子(労働者)でしたが、今、大変なのは雇用する側、つまり企業です。

人手不足が長期化することで、仕事(需要)はあっても、生産(供給)ができないという事態になるため、最悪の場合、「人手不足倒産」に陥る企業も現れるかもしれないという話を耳にするほどです。

このため、企業は働く人から選んでもらうために、単に賃上げをするだけではなく働きやすい環境を整えるための投資(省人化投資)が求められています。「働き方改革」に関する話題が最近多く聞かれるのも、こうした労働市場のひっ迫が背景にあることは言うまでもありません。

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最終更新:6/15(木) 11:40
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