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自虐ユーモアで我が道を行く「スナバ」、スタバとの戦いは続く?

6/15(木) 17:35配信

投信1

拡大が続くスタバの国内店舗数、既にドトールを大きく上回る

多くの人が利用するスターバックスコーヒー(以下「スタバ」)が、日本に第1号店をオープンしたのは1996年8月です。それから約21年が経ち、国内の店舗数は1,268まで拡大しました(6月13日現在)。

この店舗数は、ドトールコーヒー(1,120店舗注1
)より多く、ハンバーガーショップのモスバーガー(1,358店舗注1
)に迫る規模です。注1:グループ内の他ブランドを含めず。

最後まで出店を見送った鳥取県、2年前に1号店がオープン

そのスタバが最後まで出店を見送ったのが鳥取県でした。鳥取県は全国で最も人口が少なく(約57万人、ちなみに2番目に少ないのが隣の島根県)、スタバ進出が遅れる理由の1つになったと言われていました。

しかし、2015年5月、遂に鳥取県1号店をオープンし、全国47都道府県での店舗展開となったのです。

「鳥取にはスタバはないけど、日本一のスナバがある」

鳥取県にスタバが1店舗もないということは、鳥取県民にとっても残念なことだったと推察されます。現在、任期3期目に入った平井信治知事は、2012年9月のインターネットテレビ放送で「鳥取にはスタバはないけど、日本一のスナバがある」と語り、大きな話題となりました。

もう説明不要かと思いますが、鳥取市にある日本最大の砂丘を“砂場=スナバ”としたものです。

平井知事はダジャレが好きなようで、鳥取に進出しないスタバを皮肉る形での発言だったようですが、平井知事のダジャレのセンス、かなり高いと思われます。少なくとも、周囲を凍らせるような、いわゆる“オヤジギャグ”とは質が違います。

平井発言後に誕生した「すなば珈琲」、既に県内で8店舗を展開中

ところが、この話には続きがあります。平井知事の発言にヒントを得たのかどうか定かではありませんが(多分、ヒントを得ています)、何と鳥取市の地元企業が2014年4月に「すなば珈琲」という喫茶店をオープンしたのです(以下「スナバ」)。

しかも、このスナバは単なるシャレで始めたのではないようで、あっという間に県内で8店舗を展開する規模になりました。スナバの本気度が見て取れます。

ちなみに、鳥取県内にはマクドナルドが9店舗、モスバーガーが8店舗、ドトールコーヒーが3店舗あります。8店舗を構えるスナバは、名実共に鳥取県では最大級のファストフードチェーン店と言えましょう。

なお、スナバは大阪・愛知・福岡・東京・宮崎などで地域フェア開催時に期間限定の出店をしていますが、これらは店舗数には入れていません。

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最終更新:6/15(木) 17:35
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