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PANCRASE288でウェルター級KOP戦を行う阿部と三浦が打撃勝負での決着を宣言!「数秒単位の打撃戦になる」

6/15(木) 11:01配信

バトル・ニュース

 都内新宿区のパンクラスにて、「PANCRASE 288」(7月2日、ディファ有明)で行なわれるウェルター級タイトルマッチの調印式があり、廣瀬隆司コミッショナー立ち会いのもと、王者・三浦広光(SAMURAI SWORD/リングス)と挑戦者・阿部大治(HMC)が出場誓約書にサインした。
 挑戦者・阿部は昨年3勝を挙げ、タイトルマッチへの切符をつかんだ。パンクラス参戦4戦目でのタイトル挑戦は、パンクラス史上最速だ。勝利をつかみ、史上最短での戴冠なるか。
 王者・三浦は昨年10月、前王者・村山暁洋を判定で破り第10代王者となった。9ヵ月ぶりの試合が初防衛戦だ。

 黒のスーツで身を固めた両者。いつものようにポーカーフェイスの三浦は、やはりいつものように静かな口調。裏で流している汗を見せない独特の美学が感じられる。
 対する阿部は、やや緊張の面持ちながら、試合に向けて、はやる気持ちを懸命に抑えているようだった。

――まず最初に、両選手の意気込みをお願いします
阿部「今回、タイトルマッチを組んでいただき、ありがたく思っています。この試合は、日本一を決める国内最大の打撃戦になると思います。きっちり決着をつけます」
三浦「阿部選手は柔道をやっていて、過去にインターハイで優勝したこともあると聞きました。僕も柔道をやっていて、大学時代にインターハイで二度負けています。今回は柔道ではありませんが、MMAでインターハイ優勝者に勝ちたいです」

――阿部選手は、もしベルトを巻いたら、参戦から最短での戴冠になります
阿部「それは、まずチャンピオンになってから実感していけばいいことだと思っています。今は勝つことだけを考えています」

――パンクラスに参戦したのはなぜですか?
阿部「僕は最初、J-NETでキックボクシングをやってチャンピオンになりました。でも、そこから世界を目指す場所が見当たらなかったんです。そこに、UFCという世界最高峰の舞台があると知りました。そこを目指すためのフィールドがパンクラスだったんです。今の目標は、MMAで世界一になることです。言い方は良くないですけど、日本一は通過点です。そこをしっかり見せたいです」

――MMAのキャリアはまだ浅いですが、どういったところに面白さを感じていますか?
阿部「立ち技も寝技もあって、いろんなジャンルの練習ができるところです。それだけ人との出会いも多いですし、格闘技って楽しいなと思います」

――そんな挑戦者を、チャンピオンはどう迎え撃ちますか
三浦「あまり、ベルトとか防衛とか考えていません。自分と阿部選手、どちらが強いか判ればいいです」

――どんな試合になりそうでしょう
阿部「ボクシング出身なので、パンチが強いと思います。でも、自分も打撃で勝つスタイルです。1Rから打撃で来ると思うので、このスタイルを貫いて、しっかり打撃戦をやります。最初から数秒単位の打撃戦になると思うので、目の離せない試合になります。少しでも目を離したら、その間に試合が終わってしまうかも知れません。しっかりKO決着をつけます」
三浦「僕も打撃勝負になると思います。受けて立つだけです。パンチが当たるかどうかわかりませんが、いい勝負になると思います。下がった方が負けるでしょう。自分が前に出ます」

――お2人とも打撃戦になると話されましたが、それに向けて、打撃をどう磨いていますか
阿部「そうですね、立ち技に関しては、今までの2倍も3倍も練習しています。パンチ力、キック力、全部強くなっていると思います」
三浦 「『人を殴る』練習をしています。ボクシング時代よりも、パンチ力、スピード共に上がっている自信があります。しっかり闘います」

――同日、DEEPでもウェルター級タイトルマッチがありますが、パンクラスとの差をどう示しますか?
阿部「当日、試合を見てもらえれば分かります。この試合は、国内最強を決める試合だと思っています。ただ、今は国内最強しか考えていません。その先のことは、終わってから考えます」
三浦「ランキングを見ても分かると思いますが、この2人以外はレベルが落ちると思っています。この試合は、ウェルター級日本一を決める試合だと思っています。阿部選手は挑戦者ですが、自分は“受けて立つ”ような感じだと退いてしまいます。“倒しにいく”感覚で闘います」

 年齢差10歳の両選手だが、双方とも言葉のはしばしに自信がみなぎる。まだ試合まで半月あるが、既に火花を散らせていた。
 このところ、防衛ならず目まぐるしく交代しているウェルター級の王座。キャリアで優る三浦が防衛し、長期政権を築くか。気鋭が最速チャンピオンとなるか。KO必至のタイトルマッチ、見ないわけにはいかない!

(写真・文/佐佐木 澪)