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世界最大の航空機 ー マイクロソフト共同創業者の企業が開発

6/15(木) 7:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

ここ数十年間、世界最大の飛行機はウクライナの「アントノフAn-225」だった。

だが、今となってはそれも過去の話だ。

【画像】世界最長の翼幅を誇る航空機「Stratolaunch」

宇宙航空開発企業Stratolaunch Systemsは、5月31日水曜日(現地時間)、地球周回低軌道にロケットを打ち上げられる同社の航空機「Stratolaunch」をカリフォルニア州にあるハンガーから初めて外に出した。

同機の翼幅は世界最大の385フィート(約117.3m)にも及び、アントノフAn-225の翼幅290フィート(約88.4m)を優に上回る。

全長238フィート(約72.5m)、全高50フィート(約15.2m)のStratolaunchは、An-225と同様に、6基の高バイパス比ターボファンエンジンを搭載している。

Stratolaunch Systemsのオーナーは、マイクロソフトの共同創業者ポール・アレン(Paul Allen)氏だ。同社はこの飛行機によって、「地球周回低軌道へ便利に、確実に、繰り返しアクセスできる手段を提供する」というビジョンの実現を目指している。

「地球周回低軌道へのアクセスの『標準』を作ること。そんなアレン氏のビジョン実現を目指す我々にとって、これは歴史的な一歩だ。試験段階に入り、たくさんの刺激的な取り組みが控えている。今後数カ月中の進展を共有できる日が来るのを心待ちにしている」と、Stratolaunch SystemsのCEOジーン・フロイド(Jean Floyd)氏はコメントした。

同社はこの日、飛行機を取り囲んでいた3階建ての足場を撤去し、50万ポンド(約226.8トン)の機体を初めて28個の車輪上に下ろした。今後は、各種の地上試験、エンジン点検、地上走行試験を経て初フライトに臨む予定だ。

Stratolaunch Systemsの計画では、この飛行機は、ロケットを周回軌道に向けて打ち上げるためのプラットフォームとして活用されることになっている。まさにこの計画のために、同機が人や物を積載して離陸できる限界の重量(最大離陸重量)は、130万ポンド(約589.7トン)に設計されている。

同社の発表では、将来的に、1回のミッションで同機から最大3基のロケットを周回軌道へ打ち上げられるようにするという。第1回の公開打ち上げデモンストレーションは2019年に予定されている。

[原文:A company owned by Microsoft's cofounder just unveiled the biggest plane in the world]

(翻訳:四方田里奈)