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ホークス屈辱まみれ、ノーヒッター許す 王会長の世界記録セレモニーの日に失態、交流戦2年ぶり連敗

6/15(木) 6:03配信

西日本スポーツ

 ◆巨人3-0ソフトバンク(14日・東京ドーム)

 ソフトバンクが屈辱にまみれた。11年ぶりの継投による無安打無得点試合を許した。巨人移籍後初登板の山口俊からマシソン、カミネロのリレーの前に手も足も出なかった。しかも通算756号本塁打の40周年セレモニーに出席した王貞治球団会長(77)の眼前での失態。故障の内川、デスパイネを欠く打線は迫力を欠き、交流戦2年ぶりの連敗&カード負け越しとなった。

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 一発出れば同点ながら、そんな空気でもない。3点を追う9回2死一、二塁。松田のバットが空を切り、ついに1本は出なかった。山口俊-マシソン-カミネロの前に打者32人無安打。無安打敗戦はこの試合のテレビ解説だった侍ジャパン前監督・小久保氏の引退試合で、オリックス西にノーヒッターを許した2012年以来。継投ノーヒッターは2リーグ制2例目、これも06年ソフトバンクが日本ハムに食らって以来だ。

 「全く打てなくて負けても1敗。8対9で惜しいねと言っても負けは負け。こういうときこそ割り切って、切り替えて。明日もゲーム。悔しさをしっかり…選手個々がはね返さないと」

 努めて工藤監督は前を向いた。故障明けの山口俊は移籍後初登板。内川とデスパイネを欠いても、前夜1失点完投を許した菅野よりくみしやすい-とは戦前の見立てだったが、簡単ではない。指揮官は「球の走りは良かった方じゃないか」として「(狙いが)絞りにくかった」と認めた。抜け気味のスライダーに間合いをずらされ、打順2巡目に入ってのフォーク多投にも対処できなかったと言う。

 無安打の一方6四球。山口俊からは4四球を得た。中でも6回、先頭の長谷川勇が歩いた後の選択が有効打とならなかった。犠打を命じた甲斐が初球で決めたが、次は投手石川。「(甲斐に)打たせるのも一つだけどあまり状態が良くない。とにかく1番の宗(川崎)にかけようと」。石川は三振。「あわよくば二ゴロ」を願ったが「それは投手には難しい」とも分かっていた。川崎は四球。今宮は一塁上、際どいタイミングながら二ゴロに倒れた。

 巨人が「王貞治本塁打世界記録樹立40周年企画」を実施した試合だった。5回終了時、グラウンドで観衆に手を振った王会長も試合後「ノーヒットじゃ勝てんか」とぽつり。「山口(俊)が良かったね。石川も良かったけど、逆球を(坂本勇に)見事にスタンドまで持っていかれた」。どん底にいた巨人に連夜、ねじ伏せられ、交流戦では2年ぶりの連敗&カード負け越し。交流戦順位も1→3位と後退した。

 内川、デスパイネの復帰はまだ先だ。指揮官は「ズルズルいきかねないところもある。どっかで断ち切らないと」と危機感も口にした。4番に入って2試合8打席音無しの柳田は「何とかするしかない」。帰り際、藤本打撃コーチから「明日は倍返し。なあ柳田」と水を向けられ「それがやっぱ一番でしょ」と返した。心まで折られたわけじゃない。

西日本スポーツ

最終更新:6/15(木) 6:03
西日本スポーツ

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