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性的少数者たちが「トランプにNO!」 アメリカで広がる危機感とは

6/15(木) 16:18配信

AbemaTIMES

(C)AbemaTV

 アメリカ・ロサンゼルスで開催される性的少数者のイベント『L.A.PRIDE』。今年はトランプ政権への抵抗の意思を示すため、従来の平和的パレードに代わり、レジスタンスマーチを実施した。本来平和的なパレードのはずが、トランプ大統領に反対の意思を表明する行進が行われたのだ。参加者の一人はトランプ大統領の似顔絵を掲げ「この男のせい。この男を支持する人に対抗するためよ」と強い口調で訴える。主催者のクリス・クラッセンさんは、「1970年に政治的な行進として始めた。全米で初めてのことでした。今年は原点に戻って更新を行おうと思った」と説明した。

 もともとロサンゼルスは性的少数者に優しい街だ。会場の警察ブースも、警備が目的で設置されているのではなく、人材採用のため(ロサンゼルス保安局のサージオ・アロマさん)。また、同性愛に厳しいとされる教会のブースも存在する。「キリスト教の多くの宗派は、単に聖書の文面だけを見てホモセクシャリティを批判しているが、我々は批判的な方法で聖書を読み解いている。当教会は同性婚を支持していて、結婚式を挙げることを応援している」(南カリフォルニア・ルーテル教会のクリスチャン・コーラーさん)。

 さらに会場にはある悲劇を悼むブースも設けられた。去年6月、フロリダ州~銃を乱射、49人が犠牲になったのだ。レジスタンスマーチは、アメリカ中で性的少数者の権利が危機に瀕していることへの危機感の表れだ。

 現地で取材した在米ジャーナリストの小池かおる氏は「日曜日の朝で10万人が集まった。かなりパワフルなエネルギーを感じた。LGBTQの人たちは、今まで戦ってきた結果確立された権利を剥奪されたくないと言っていた。コミュニティ自体に危機感が漂っていると感じた」と話す。

 さらに小池氏は「マイク・ペンス副大統領は、反LGBT的な福音主義者で、キリスト教的な政治活動家と評される。妻以外の女性と二人で食事をしないという考え方の持ち主だ。“コンバージョンセラピー“という、ホモセクシャリティなどの性的指向をある種の病気と捉え、それを治療する運動を支援していた過去が明らかになっている」とし、「トランスジェンダーの児童・生徒への学校による差別を禁じる政策を撤回した。トランプ政権のスタンスは保守化しつつある」と指摘した。

 パックンも「アメリカには性的少数者の権利を守らなければいけないという法律があるが、トランプ政権は宗教の自由を保証する大統領令を出すのではないかと言われている。これによって、例えば飲食店が宗教上の理由として同性愛者の来店を認めない、ということも出てくる」と話す。

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最終更新:6/16(金) 9:48
AbemaTIMES