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<未解決事件>遺体発見から21年経過 殺害男性の情報求む 千葉県内に居住痕跡 栃木県警

6/15(木) 10:15配信

千葉日報オンライン

 1996年4月、栃木県市貝町の竹林内から身元不明の男性遺体が見つかった未解決の殺人死体遺棄事件で、栃木県警は14日、男性が千葉県内に住んでいた可能性が高いとして千葉県警本部で情報提供を呼び掛ける記者会見を開いた。発生から約21年。同事件の千葉県内での広報活動は今回が初めてで、栃木県警は事件解決の「ラストチャンス」と期待を寄せている。

 栃木県警によると、同年4月21日午後1時20分ごろ、部活帰りの男子中学生らが同町多田羅の竹林で布団袋に入った身元不明の男性の遺体を発見。通報を受けた栃木県警は殺人死体遺棄事件と断定し、茂木署(茂木町茂木)に96人態勢の捜査本部を設置した。これまで延べ約8万人の捜査員を動員したが、男性の身元が分からず、解決にも至っていない。

 男性は40~50代ぐらいで、身長約180センチ、体重約60キロの痩せ形。黒髪で血液型はO型、歯槽膿漏(のうろう)が著しいという。紺色のブレザーに灰色のワイシャツ、ズボン姿で見つかった。目立った外傷はなく、布団袋は通報の約1カ月前から目撃情報が寄せられていたという。

 男性のズボンのタグには「トナリ 山本」と手書きされており、事件発生当時に栃木県警が関東全域を調査したところ、千葉市若葉区と市原市内のクリーニング店がそれぞれ「うちで書いた」「そのズボンを扱った」などと名乗り出た。そのことから男性は千葉県内に住んでいたことがあり、栃木県か、もしくは近隣の茨城県などに移住後、事件に巻き込まれた可能性が浮上したという。

 同事件は栃木県警で最も古い未解決事件。同課は「21年が経ち、情報提供者が少なくなる中、おそらくこれが最後のチャンス。身元が判明すれば、事件が動く可能性が高い」と情報提供を呼び掛けている。

 栃木県警の捜査員10人は23日午前10時半から約1時間半、クリーニング店のあった千葉市若葉区のJR都賀駅前でチラシを配布し、周囲の聞き込みなども行うという。情報提供は茂木署捜査本部(電話)0285(63)0110まで。