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トラブル頻発に不満が募るマクラーレン「ホンダも何をすべきか分かっているはず」

6/15(木) 9:45配信

motorsport.com 日本版

 マクラーレンのエクゼクティブ・ディレクターであるザク・ブラウンは、フェルナンド・アロンソがカナダGPでもトラブルに見舞われたことを受け、この様な状況を「これ以上続けることはできない」と語り、何をすべきかはホンダも認識しているはずだと語る。

【写真】F1カナダGP終盤、ウイリアムズのストロールと入賞圏内を争うアロンソ

 アロンソはカナダGPで非常に力強い走りを見せ、今季初入賞に近づいた。しかし、ラスト2周でパワーユニットにトラブルが発生し、アロンソはマシンをコース脇に止めることになった。

 このトラブルにより、アロンソは次戦アゼルバイジャンGPでグリッド降格ペナルティを受けることになるとみられる。なぜならアロンソはすでにターボとMGU-Hが年間使用制限の基数である4基を超えてしまっているからだ。

「フェルナンドは、世界チャンピオンとしての仕事をした。そして、エンジンは再び彼を失望させた」

 ブラウンはそうmotorsport.comに語った。

「昔の話と少し似ているが、何らかの方法で修正する必要がある。我々はこういうことを続けることはできない」

「彼は明らかに、今季最初のポイントを獲得できるように見えた。ストフェル(バンドーン)が完走したのは良いことだった。しかし、私はただ言葉を失ってしまった」

「残り2周というところで、今年最初のポイントを獲得しようとしているように見えた。しかし、それは壊れてしまった。ただパワーが劣り、信頼性が欠如しているんだ」

 ブラウンは、アロンソがペナルティを受けるとみられるバクーに向かうことに、失望していることを認めた。

「我々はそのために、非常に落ち込んでいる。週末が始まる前に後ろからスタートするのが分かっているというのは、我々が求めているものではない」

「我々ができること、それは開発を進めていくことだけだ。それは、今日も変わることはないが、不満は高まっている。しかしこれまでも言ってきたように、我々は共に行動しなければならない」

 マクラーレンの経営陣がホンダに対する批判を繰り広げていることについて、ホンダの経営陣にメッセージを送るためのものなのかと尋ねられたブラウンは、次のように語った。

「この週末に話したことは重要だったと思う。マクラーレンが自身の意見を発したのは、本当の意味ではこれが初めてだった」

「私は同じことが繰り返し起こることを望んではいないし、これで何かが変わるとは思っていない。ただ、我々の認識を強化するだけだ」

「彼ら(ホンダ)は、何かをする必要があることを知っていると思う。彼らも不満を持ち、そして動揺している。今日起きたことは、4億人の人々が見たと思う。だから、これまで以上のコミュニケーションと取る必要があるとは思っていない」

「ホンダの経営陣が何を考えているのかは承知していない。しかし、誰もが同じことを思っていると思う。ただ懸命に働き、それを修正するだけだ。しかし現時点では、その修正は完了していない」

 ブラウンは、夏休みが2018年の計画を決定する最終期限であると示唆し続けている。

「そのあたりだろう。我々がその時点でどこにいるか、見てみることにしよう」

Adam Cooper