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日立金属、25年度までにマグネットワイヤ売上げ5割増目指す

6/15(木) 6:04配信

鉄鋼新聞

 日立金属は2025年度までをめどに、マグネットワイヤの売上高で16年度比5割増を目指す。成長が見込まれるハイブリッド車や電気自動車などxEV関連の需要を捕捉するなどして、事業を成長させる。磁性材料とのシナジー創出と併せて、製品競争力の強化に向け茨城工場に生産を高速化する革新的なマグネットワイヤ生産ラインを導入する計画。新ラインは18年度上期に稼働予定となっている。

 同社は23年にかけてハイブリッド車・電気自動車などxEVの世界生産台数が年率約30%で拡大すると推定。高まる需要に対応して磁性材料とのシナジー創出に加えて、モーターの高電圧化や小型軽量化、長寿命化に貢献する製品の供給拡大を図る。
 ケーブルやマグネットワイヤの材料となる銅導体では新型連続鋳造圧延ラインを18年4月に稼働させる予定。新プロセス導入により新銅合金のHiFCを本格量産する。HiFCはチタンを添加することで高純度銅相当の特性を実現。マグネットワイヤでは溶接性の向上、約2%の軽量化につながる。
 製品競争力の強化では導体や絶縁でこれまで培ってきた技術も生かす。特徴的な技術として導体でHiFCを有しているほか、絶縁では耐サージ性に加え、PDIV(部分放電開始電圧)を高めるノウハウなどがある。

最終更新:6/15(木) 6:04
鉄鋼新聞