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ブラジル代表=W杯まで1年=メンバー入りをかけた熾烈なサバイバル戦の行方を予想

6/15(木) 7:12配信

ニッケイ新聞

 2017年6月14日で、ロシアW杯開幕までちょうど1年となった。
 世界各地での予選も佳境を迎えつつある中、現時点で出場が確定しているのは開催国のロシアと、南米のブラジル、アジアのイランだけだ。
 チッチ監督就任以来、南米予選を8連勝し、4試合も残して予選突破を確定させたブラジル代表は、6月にチーム強化のための親善試合を豪州で行った。
 アルゼンチンには0―1で敗れ、チッチ体制初黒星を喫したが、続く豪州戦では格の違いを見せ付けて4―0と圧勝した。多くの控えメンバーを試してのこの成績に、地元マスコミの評価もまずまずだ。
 さて、ブラジルは「南米地区予選」を突破したが、チーム内でもレギュラー争い、W杯登録メンバー23人入りの争いが存在する。
 ブラジル代表のレギュラーは、予選の8連勝という文句のつけようがない戦いを通して、ほぼ固定されてきた。GKアリソン、左SBマルセロ、センターバックにミランダとマルキーニョス、右サイドバックはダニ・アウヴェス、ボランチにはカゼミーロ、中盤の2人は中国でプレーするパウリーニョとレナト・アウグスト、左ウィングにネイマール、右ウィングにコウチーニョ、センターFWガブリエル・ジェズースの11人だ。
 14日付の地元紙は、控えメンバーの、残る12枚のロシア行き切符が誰の手に渡るか、予想を展開している。
 GKの控えは2人で、その座をウェヴェルトン、ジエゴ・アウヴェス、エデルソンが争う。
 右サイドバックの控えはラフィーニャとファギネルの争いだ。
 左サイドバックの控えはフィリペ・ルイスが固く、センターバックの控えの1番手はチアゴ・シウヴァの可能性が高い。2番手の座はジウ、ダヴィド・ルイス、ロドリゴ・カイオの3人が争う。
 ボランチの控えはフェルナンジーニョが有力で、中盤の控えはジュリアーノ。ウィングの控えは1番手にウィリアンが確定的で、残る1席は、ダグラス・コスタとタイソンが争う。
 センターFWの控えは豪州戦でも活躍したジエゴ・ソウザとフィルミーノの争いだ。
 地元紙は、残りの1席はセンターバックもボランチもこなせる人材か、攻撃系の選手に与えられるだろうと予想している。
 まとめると、控え枠12人の内、5人は固く、23人枠で見ても16人が有力で、残る枠は7人(その内2人はGK)というのが地元紙の予想だ。
 6月の親善試合では主に控え選手たちがテストされた。自らの置かれた状況を理解していた選手たちにとって、この2試合は親善試合ではなく、サバイバルのかかった真剣勝負だった。
 代表初得点を決めたタイソンは涙し、久々の召集となったダヴィド・ルイスは、試合前のスピーチで、「みんなは、代表にいられることがどれほど素晴らしいことか、代表にいる間は分からない」と語った。
 ブラジル代表は今後、残りのW杯予選4試合、11月に欧州の強豪と行う親善試合2試合、来年3月に行う、「屈辱の7―1」以来の再戦となるドイツ戦を経てメンバー選考を行う。(規)

最終更新:6/15(木) 7:12
ニッケイ新聞