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議場ほぼ満席…LGBT公表の入間市議が初登壇、市長「理解すべき」

6/15(木) 10:30配信

埼玉新聞

 性的少数者(LGBT)であることを公表し3月の入間市議選(埼玉県入間市)で初当選した細田智也市議(25)=民進の会=が14日、市議会6月定例会の一般質問に初登壇した。「LGBTへの理解を市民にどう深めてもらうのか」。田中龍夫市長らにただした。

 細田さんは20歳の時、性同一性障害と診断を受けた。帝京大在学中の2015年4月に性適合手術を行い同年6月、女性から男性に戸籍変更した。市議選を通じて、性的少数者をはじめ、障害者や高齢者も1人で悩みを抱えず、相談できるような制度構築の必要性を訴えた。

 一般質問ではLGBTに関連する項目に絞り約50分間、質疑を行った。田中市長は「LGBTを人権問題と捉え、理解を深めるべき課題と感じている」と答弁。今後、全職員を対象とした人権研修にLGBT研修を組み入れる考えを語った。

 また同市の小中学校では使用されていない男女混合名簿の導入を求めた。西沢泰男教育長は「男女混合名簿の導入も選択肢の一つだが、学校現場の実態から考えると、さらに研究する必要もある」と導入に慎重な姿勢を示した。

 議場の傍聴席約60席は、ほぼ満席となった。同性愛者だと公表している東京都中野区議の石坂わたるさん(40)=2期目=も傍聴に駆け付け、「細田さんはしっかり質問できていた。ご自身も心の痛みを経験し、人の苦しみが分かると思うので、今後の活躍に期待したい」と話していた。

 細田さんは「(初登壇に)緊張したが、これからもLGBT支援に向け、市議会で理解を求めていきたい」と質疑後、晴れ晴れとした表情を見せた。

最終更新:6/15(木) 10:30
埼玉新聞