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「大手を踏み台に」相変わらず銀行、商社が大人気でも変わる就活生の本音

6/15(木) 21:10配信

BUSINESS INSIDER JAPAN

6月1日に選考解禁された今年の就職活動も終盤を迎えている。就活支援サービス各社の調査では、6月1日時点で2018年3月卒業見込みの学生の内定率はすでに6割超。文部科学省調べで、最終的に9割超の内定率に達した前年に引き続き、学生には売り手市場が続く。

【画像】先行き不透明な時代を、学生も感じている

志望業界は銀行や商社、官公庁や団体が根強い人気で、とくに文系では人気ランキングに登場する企業の名前は10年前、20年前、ともすると30年前とも大きく変わらない。日本は1990年代のバブル崩壊後から長い経済低迷時代に陥り、新興国経済の台頭やAI(人工知能)を始めとするテクノロジーの進化で世界の経済環境は激変している。にもかかわらず、学生や新卒の志向が変わらないのはなぜか。現場の声を追った。

1位は銀行、文系では3割も

ディスコキャリタスリサーチが2018年3月に卒業予定の大学4年生1295人に行った調査によると、文系理系の男女合わせた全体で、志望業界1位は銀行(19.7%)だった。とくに文系では3割近くの学生が志望する人気業界となっている。

文系男子は銀行/運輸・倉庫/総合商社、文系女子は銀行/保険/官公庁・団体の順で志望者が多かった。

理系男子では電子・電機、情報処理・ソフトウェア・ゲームソフトが上位を占め、理系女子も一番人気は医薬品・医療関連・化粧品と、理系では成長産業も登場するが、文系の銀行、商社人気は時代を超えて根強いものがあるという。

大学生の就職先希望を聞いたリクルート就職ブランド調査によると、1997年卒の文系ランキングは2位三井物産、3位三菱商事、4位東京三菱銀行(現・三菱東京UFJ銀行)など上位20社に銀行と商社が9社もランクイン。30年前の1987年でも3位に三菱商事、5位に三井物産、6位に住友銀行(現・三井住友銀行)など上位20社に銀行・商社が5社入っている。今も人気の保険会社も5社と目立つ。

これは、2018年卒のキャリタスリサーチの「就職希望総合ランキング」で人気企業の上位10社にメガバンク3行、総合商社2社(伊藤忠商事、三菱商事)がランクインする顔ぶれと、大きく変わっていない。

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最終更新:6/15(木) 21:10
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