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ホークス石川、援護無く悲弾 四球から「置きにいって」坂本勇2ラン 首脳陣は合格点

6/15(木) 10:00配信

西日本スポーツ

 ◆巨人3-0ソフトバンク(14日・東京ドーム)

 山口俊との白熱の投手戦が暗転した。6回1死一塁。石川の90球目だった。坂本勇の外角を狙った140キロ直球が甘く入った。左翼席中段で弾んだのは決勝2ラン。沈黙を続ける打線にさらなる重圧をかけた1球が、先発3試合目での先発初黒星につながった。

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 先発3連勝を逃した右腕は敗因の一つに、6回の山本の四球を挙げた。坂本勇に被弾する直前、この試合唯一となる四球だった。「それまでと変わらずに思い切っていけていれば…。(ボールを)置きにいってしまった」。先発では最短の5回2/3での降板。敗戦の悔しさをかみしめた。

 育成出身で昨季支配下登録されたばかり。プロでは巨人戦も東京ドームでの登板も初めて。「青色が好きだった」という理由で中日ファンになった少年時代。松井秀喜を中心とした強打線のイメージがあった。真っ向勝負を目指したが、最後まで貫ききれなかった。

 「どんどん振る姿に押されるときもあった。名前負けじゃないけど、『嫌なスイングをするな』と早い段階から思っていた」。初回に坂本勇をこの試合最速の154キロで見逃し三振に仕留めるなど、5回まで3安打と力投。ただ精神的には徐々に追い込まれていた。

 高校生ドラフト1位で2006年に横浜入団し、今季から巨人にFA移籍した山口俊との投げ合い。育成契約から始まり、度重なる故障を乗り越えた石川はエリートに“成り上がり”の意地を見せたかった。打席でも思い切りのいいスイングを見せたが、2三振と活路は開けなかった。

 東京ドームでの登板は創価大4年の全日本大学野球選手権以来。四国学院大との1回戦では5安打完封勝利を挙げた。大学時代の恩師の岸監督も招待した登板で黒星を喫したが、佐藤投手コーチは「しっかり投げていた」と合格点。「後半に課題が出てくる。次はどうか分からないけど、先発をやれるのなら生かしたい」。伸び盛りの25歳は顔を上げた。

西日本スポーツ

最終更新:6/15(木) 10:00
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