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パートナーからの性的暴行。5人の女性が語った被害

6/15(木) 12:40配信

BuzzFeed Japan

レイプ犯には「無差別に見知らぬ被害者を襲う者」というイメージがある。しかし、実際の加害者に関するデータをみると、このイメージは食い違っている。オーストラリアの調査では、性的暴行の大部分が被害者の知人によるものだという。
【Gina Rushton / BuzzFeed Japan】

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女性に対する性的暴行の71%は、被害者の知人によるものだ。被害者が男性の場合は、加害者が知人のケースは80.9%に達する。この数字は、オーストラリア統計局がまとめた5つの州と地域の最新データだ。

2015年に起きた女性に対する性的暴行事件のうち、パートナーから性的暴行を受けた人の割合は、6%(ノーザンテリトリー)~11%(サウスオーストラリア)だった。

以下は、パートナーから性的暴行を受けたオーストラリアの5人の体験談だ。

エステルは、自分が望まないときに体を触られても、男性との関係では「あたりまえのこと」だと受け入れるようになった。

「私の胸やお尻は、私の自身のものではないと思っていました」とエステルはBuzzFeed Newsに話してくれた(エステルをはじめ、この記事に登場する人物は、プライバシー保護のために名前を変えている)。

元恋人のアダムとの3年にわたる恋愛関係のなかで、「本物の同意」があったことは「ほとんどまったくなかった」とエステルは言う。

「パートナーの性的欲求を一度でも満たせなかったら、それをきちんと満たせる誰かに彼を奪われる。そう心配しなければならないと教えられていました」

「すごく嫌なのに、彼を受け入れてしまうことが何度もありました。彼を満足させられない日が2日か3日続いたら、彼が別れたいという気持ちになってしまうのではないか、と怖かったから」

エステルが料理をしているときや、勉強をしているとき、皿を洗っているときに、アダムが背後から近づき、「乱暴に押し入る」ことがたびたびあったという。

「自分の無力さを感じ、彼の力の強さを思い知らされました」

「ノー」と言うのが怖かったばかりに、「ものすごく不快な気持ち」になる性的行為を受け入れたこともあった。

「真夜中に目を覚ますと――たいていはセックスを拒んだ夜ですが――彼が私の上に乗っていて、私の身体をまさぐっていることがよくありました。ときには、私の中に無理やり入ってくることもありました」

「同意なんてありませんでした……やめてくれるときもあれば、そうでないときもありました」

寝ているあいだにアダムに乗りかかられた最初のとき、エステルは抵抗した。何度も「いやだ」と言い、やめるように頼み、押しのけようとした。だが、抵抗すると「不感症」と言われた。それが2人の関係に悪影響を与え、「問題を生む」と責められた。

一度、セックスを拒んでアダムに殴られたこともある。

「私は自分の身体をパートナーに明け渡しました。勇気を出して自分の意志を主張しても、傷つけられたり、暴力を振るわれたり、レイプされたりするだけです。あるいは、2人の関係をダメにしたと責められたり。なにしろ『男性には欲求がある』のだから、と」

「女性が恋愛をする場合、たいていは同意の権利を放棄することを期待されます。それはとてもおそろしいと思います」

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最終更新:6/15(木) 17:59
BuzzFeed Japan