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えりすぐり大玉ずらり 皇室献上ビワ選果式 /南房総

6/15(木) 10:51配信

千葉日報オンライン

 ビワ名産地の千葉県南房総市で14日、皇室献上ビワの選果式が行われた。同市や館山市、鋸南町の8枇杷組合がだいだい色に輝くえりすぐりの大玉を出品。天皇陛下への献上品には鋸南枇杷組合の大胡朋彦さんが生産した「田中」が選ばれた。ビワはきょう15日に皇室へ献上する。

 千葉県内で唯一の献上品であるビワ栽培は1751年に南房総市で始まったとされる。皇室への献上は1909年6月に始まり、戦争による中断を挟み、今回で103回目。今年は1月中旬に雪が降り気温が氷点下となったことから小玉傾向で、収穫も例年の6~7割だが、甘さや水分、食味は良好という。

 選果式会場のJA安房富浦支店には、各組合が出品した100グラム以上の4Lサイズのビワ24個が箱詰めされて並んだ。県農林総合研究センターの斉藤研二センター長を審査委員長に、県暖地園芸研究所、安房農業事務所の担当者ら審査員10人が色や形、粒のそろい具合などを厳しく審査した。

 斉藤審査委員長は「色、形、表面といずれも優れており、優劣つけがたい。全国的にも高い品質」と講評。皇后陛下献上品には岩井枇杷組合の「瑞穂」、皇太子殿下には南無谷枇杷組合の「大房」、皇太子妃殿下には館山市枇杷組合連合会の「瑞穂」が選ばれた。

 天皇陛下献上品に選ばれた鋸南枇杷組合の笹生孝一組合長は「鋸南の組合は小さい方なので、選ばれたのは誇りでうれしいの一言。田中の品種で大きく育てるのは大変。大きなビワは味が濃くておいしく喜んでいただけるはず」と話した。