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米軍機が相次ぎ部品紛失 厚木基地駐留、米側と防衛省は公表せず

6/15(木) 12:03配信

カナロコ by 神奈川新聞

 米海軍厚木基地(大和、綾瀬市)駐留の航空機2機が先月、それぞれ金属製の部品を紛失していたことが14日、分かった。飛行中に落とした可能性があり、けが人や被害は確認されていないという。同基地によると原因は調査中。米海軍と防衛省はこれまで部品紛失を公表していなかった。

 同省南関東防衛局などによると最初に部品を紛失したのは、空母艦載機の電子戦機EA18Gグラウラー。5月4日午前10時15分ごろから正午ごろにかけて、同基地と基地南方の100キロ以上離れた空域間を飛行。「プランジャー・キャップ」と呼ばれる直径2センチ、重さ85グラムの部品がなくなっていた。

 24日には今月1日に米本土に帰還した早期警戒機E2Cホークアイが着陸に関わる装備の部品「ブラケット」を紛失。長さ37センチ、幅3・5センチ、重さは推定450グラム未満という。同機は同日午後1時45分から同4時15分ごろに飛行し、着陸後の点検で異常は見つからず、翌日の点検で発覚していた。いずれも離陸前の点検では異常がなかったという。

 米海軍は紛失が判明した日のうちに防衛省に通知。同省南関東防衛局が県、大和、綾瀬市などに連絡していた。

 12日の座間市議会本会議で部品紛失の問題が取り上げられ、遠藤三紀夫市長が「人口密集地において一歩間違えれば大きな事故になる」と懸念を表明した。

 同基地は神奈川新聞社の取材に「飛行前と後の整備を徹底して対策に努める」と答えた。

 直近では同基地所属の米軍機を巡り、2014年1月9日、綾瀬市寺尾北で重さ約170グラムのブレーキシステムの金属部品が落下し、車の窓ガラスを割る被害が出ていた。