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「朝鮮学校補助金再開を」 県に保護者ら要請

6/15(木) 20:00配信

カナロコ by 神奈川新聞

【時代の正体=石橋 学】県が、県内の朝鮮学校5校に通う子どもへの学費補助を打ち切った問題で、南武朝鮮初級学校(川崎市高津区)の学校関係者、保護者らは14日、県庁を訪れ、補助金支給の再開を要請した。

 県は拉致問題に関する歴史教科書の記述が改訂されていないことを理由に2016年度から補助を打ち切った。県私学振興課に提出した要請書では、子どもと無関係の問題が持ち出されていることや外国人学校のうち朝鮮学校だけ改訂が支給の条件にされている不条理や、「国際情勢、政治情勢に左右されることなく安定的に教育を受ける機会を確保する」目的で創設された補助制度の理念との矛盾などを指摘。「なぜ、私たちの子どもたちは朝鮮学校に通っているというだけで差別されなければならないのでしょう」と訴えている。

 応対した職員を前に父母は経済的負担とともに差別的に取り扱われていることへの精神的苦痛、子どもたちへの悪影響を口々に語った。在日朝鮮人3世の張(チャン)留美(ルミ)さん(48)は、日本の小学校で4年生にあたる次男から「朝鮮人がそんなに嫌いなの」と尋ねられるという。「民族の言葉や文化、歴史を学ぶという当たり前の権利を主張しなければならないこと自体、大変な苦痛が強いられることに気づいてほしい」と話した。