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北陸新幹線への影響必至 延伸ルートにFGT導入計画

6/15(木) 0:35配信

北日本新聞

 フリーゲージトレイン(軌間可変電車、FGT)は北陸新幹線の延伸ルートにも導入される計画だが、JR九州の技術を用いる予定のため、JR九州が見送れば、影響は避けられない。北陸での導入が見送られると、2046年春とされる全線開業まで富山―新大阪は敦賀で乗り換えが必要になる。

 現在のスケジュールでは、金沢―敦賀開業は23年春、新大阪までの全線開業は46年春が想定されている。

 計画では25年度にFGTを導入し、敦賀までは新幹線のレール、北陸新幹線が整備されていない新大阪までは在来線を走る。全線開業までの間、乗り換えなしで関西と行き来ができると期待されていた。

 ただJR西日本は、長崎ルートの技術を活用するという“大前提”の下に北陸仕様のFGTを設計するとしていた。社長会見でも開発が長期化すれば導入を見送る可能性も繰り返し示唆してきた。

 今年5月に開かれた与党の検討委員会は敦賀駅を2階建てとし、新幹線ホームの下に在来線特急ホームをつくる「上下乗り換え」方式での整備を決めた。乗り換えの平均所要時間は5分。全線開業までの20年余りは、このホームを使って乗り換える可能性が強まった。交通政策に詳しい富山大の中川大副学長は「スムーズな乗り継ぎダイヤや改札口をなくすなど利便性を高める工夫が必要」と話した。

 JR西は14日、北日本新聞の取材に対し「JR九州の正式発表がないため、コメントは差し控える」とした。

北日本新聞社

最終更新:6/15(木) 0:35
北日本新聞