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「国際社会が見ている」 デービッド・ケイ国連特別報告者 反基地運動と報道への圧力注視

6/15(木) 8:00配信

沖縄タイムス

 【ジュネーブ13日=阿部岳】国連の表現の自由に関する特別報告者、デービッド・ケイ氏(48)が13日、スイス・ジュネーブの国連欧州本部で沖縄タイムスの単独インタビューに応じた。沖縄の基地建設反対運動やその報道に政府が圧力を加えていると懸念。「国際社会が見ていると政府に知らせることが重要で、これからも注視していく」と述べた。

 ケイ氏は国連人権理事会に提出した対日調査報告書の中で特定秘密保護法改正を勧告した。沖縄に基地が集中し、生活が秘密に取り囲まれている状況に理解を示し、「特に基地や基地建設に関する情報が隠されないか、ジャーナリストが保護されるのか、見守っていきたい」と表明した。

 同様に報告書で言及したヘイトスピーチの問題については、「対策法制定はいいことだが解決策にはならない。差別自体を禁止する法律が必要だ」と指摘した。「沖縄で米軍基地への抗議に適用される危険がつきまとう」とも語った。

 日本政府は激しく反発している。ケイ氏は「報告は日本批判ではない」「日本のような民主主義国家であれば、ただ反対するだけでなく改善の余地を検討してほしい」と要望した。「国際人権法は各国政府に表現の自由を保護するだけでなく、拡大することを課している」とも強調した。

 ケイ氏はカリフォルニア大学アーバイン校の教授で、専門は国際人権法。2014年から国連の特別報告者を務めている。

最終更新:6/15(木) 8:45
沖縄タイムス

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