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父は01年・世界一の立役者…全体58位指名ジェイコブにかかる期待

6/15(木) 13:00配信

ベースボールキング

総勢1215人が指名

 メジャーリーグのドラフト会議が現地時間12日から3日間に渡り開催され、総勢1215人が指名を受けた。

 日本のプロ野球は育成選手を含めても全体で900人ほど。この規模の差には驚く人も多いかと思うが、入り口は広くてもそこからの道のりは険しく厳しいもの。上位で指名されても、メジャーの大舞台までたどり着くことができるのは限られた精鋭だけだ。

父は通算354発の強打者

 例年、ドラフト時に注目を浴びるのが『○○の弟』、『○○の息子』、『○○のいとこ』のニュース。最近ではクレイグ・ビジオの息子(2016年5巡目)や、マリアノ・リベラの息子(2015年4巡目)が指名を受けて話題になった。

 今年のドラフト上位組で目に付いたのが、2巡目(全体58位)でジャイアンツから指名されたジェイコブ・ゴンザレスだ。

 今月の26日で19歳を迎える右投右打の三塁手であるが、何と言っても父はメジャーで19年間(1990~2008)プレーしたルイス・ゴンザレスということで、メジャーリーグファンから大きな期待を受けている。

 ルイス・ゴンザレスといえば、最も印象深いのが2001年のワールドシリーズだろう。ダイヤモンドバックスの一員として戦ったルイスは、第7戦でヤンキースの絶対的守護神であったマリアノ・リベラからサヨナラ安打を放ち、チームをワールドチャンピオンに導く立役者となった。

 その年はシーズン57本塁打を記録するなど、通算本塁打は354本をマーク。オールスターにも5度選出された名選手である。

親子の歴史

 長い歴史を誇るメジャーリーグでは、そろって実績を残した親子も多い。最も有名なのが、ボビー・ボンズとバリー・ボンズ親子だろう。

 父ボビーはメジャー通算332本塁打。シーズン30本塁打&30盗塁の「30-30」は計5度も達成した。その息子バリーはメジャー史上最強スラッガーのひとりとして大活躍。歴代1位となる通算762本塁打を記録し、歴史にその名を刻んでいる。

 ほかにもグリフィー親子やアルー親子、2人の息子が第一線で活躍したアロマー親子、さらには親子3代に渡ってプレーしたブーン一族など、枚挙にいとまがない。


 また、過去には父親が偉大すぎたというケースも。ヨギ・ベラやトニー・グウィン、トニー・ペレス、ジョージ・シスラー、ピート・ローズらの息子はメジャーの舞台までは到達するも、父親のような活躍は出来なかった。

史上3組目の大記録へ!

 果たして、ジェイコブが父を超える日は来るのだろうか…。期待したいのは、親子での通算300本塁打超えという大記録だ。

 これまでに達成したのは前述したボンズ親子と、セシル&プリンス・フィルダー親子(ともに319本塁打)の2組だけ。父のルイスが300本塁打以上放っているだけに、是が非でも狙ってもらいたいところ。

 高卒ルーキーということもあり、少なくとも3~4年はマイナー生活が予想されるジェイコブ。その先に明るい未来を描くことができるのか、これからの歩みに注目だ。


文=八木遊(やぎ・ゆう)

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