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ポリ袋で梅干しやジュース 紀州梅の会が作り方伝授

6/15(木) 17:01配信

紀伊民報

 和歌山県内の梅産地の市町やJAでつくる「紀州梅の会」(会長・真砂充敏田辺市長)は、梅の一層の普及を目指し今季、保存用ポリ袋を使って手軽に梅干しや梅ジュースを作る方法のPRに力を入れている。6月は週末ごとに全国各地を巡って活動している。「顧客の層を広げたい」と意気込んでいる。

 青梅の出荷は小梅が5月中旬から、大梅の「古城」と「南高」も下旬から始まった。そのうち主力品種の南高は6月に入って本格化し、ピークを迎えている。

 青梅は、買った消費者が梅干しや梅酒、梅ジュースなどに加工する必要がある。客層は60代以上が中心で、顧客の広がりが課題となっている。とりわけ消費者が梅干し作りに二の足を踏むのは、手間が掛かるのに加え、失敗を恐れるからだという。

 そこで注目されるのが保存用ポリ袋。梅干しの1次加工なら、塩に漬けて1カ月ほど置く必要があるが、袋が透明なので中身が見える。安心だし、カビの発生を抑えるのに空気が簡単に抜けるのも良いという。資材費も安くなり、少量で作れるメリットもあるという。

 これまでもポリ袋は利用されていたが、広くPRしようと旭化成ホームプロダクツ(東京都)と連携した。同社は保存用ポリ袋を「ジップロック」の商品名で販売しており、「フリーザーバッグ」「スタンディングバッグ」「ストックバッグ」など用途別にさまざまな商品をそろえている。梅の会は作り方を説明する冊子、旭化成は啓発グッズも作って、PRを続けている。

 梅の会は今年4月、大阪府内の大型小売店などで販売責任者らを対象に紹介したところ、好評だったという。4月にあったJA紀南と市場関係者との意見交換会でも市場関係者の反応は良かった。

 5月27、28日には兵庫県のコープこうべでPR。6月からは、紀州梅の会の構成団体であるJA紀南とJA紀州の職員や組合員が、北海道から広島県までの大型小売店40店舗以上を順番に巡っている。

最終更新:6/15(木) 17:01
紀伊民報