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学校プールにサンショウウオ 水を抜いたら数百匹ぞろぞろ

6/15(木) 17:01配信

紀伊民報

 和歌山県田辺市芳養松原2丁目、芳養小学校のプールで、絶滅が心配されている希少種のカスミサンショウウオが数百匹見つかった。プール開き前の清掃で教諭らが発見。児童たちは「かわいい」と喜んだ。

 13日午後1時ごろ、水を抜いた後のプール内に、体長4~5センチのカスミサンショウウオの幼体が大量に残っていた。

 同校によると、プール開き前の清掃では毎年、アメンボやヤゴが見られる。プール周辺の溝などでカスミサンショウウオを見掛けることはあったが、これほど大量に見つかったのは初めてという。

 3年生の岩井沙弥佳さんは「ウーパールーパーみたいでかわいい」と大喜び。ほとんどは側溝に流し、残り約50匹はしばらく学校で観察した後、自然に返すという。

 ふるさと自然公園センター(田辺市稲成町)の自然観察指導員、玉井済夫さん(78)は「カスミサンショウウオは5月中にはほぼ、えらがなくなって陸へ上がる。プールから自力で上がるのは難しいので早く水を抜いてよかった。親がプールに産卵したのだろう。自然の中で産卵する環境が少なくなってきたとも言える」と話している。

 県レッドデータブックによると、カスミサンショウウオは国、県指定の絶滅危惧2類に分類される。

最終更新:6/15(木) 17:01
紀伊民報