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「目のしみ」屋外スポーツはリスク3倍 金沢医科大・佐々木教授が調査

6/15(木) 2:14配信

北國新聞社

 屋外でスポーツを行う学生は屋内で体を動かす学生に比べ、白目が盛り上がってしみのように黄色くなる眼病「瞼裂斑(けんれつはん)」が重症化するリスクが3倍以上高まることが、金沢医科大眼科学講座の佐々木洋教授が実施した調査で分かった。屋外スポーツは紫外線(UV)を浴び続けるため、重症化しやすいとみられる。瞼裂斑は白内障などの早期発症につながる恐れがあり、佐々木教授は夏場は特に、眼鏡やUVカットのコンタクトレンズの使用を呼び掛けている。

 調査は昨年12月と今年1月、金沢医科大と星稜大で運動部に所属する学生計223人に行った。屋外の部活動は野球・ソフトボールやサッカー、陸上、テニス、水泳の計167人、屋内はバレーボール、バスケットボール、バドミントン、ハンドボール、剣道の計56人だった。

 瞼裂斑が重症化していた学生の割合は、屋外で57・5%と屋内の17・9%より3・2倍高かった。部活動別で見ると、サッカーが83・3%と最も高く、野球・ソフトボール63・0%、陸上54・5%、テニス46・7%、水泳37・5%と続き、屋内の部活動の平均17・9%より高かった。

 裸眼や眼鏡、コンタクトレンズの有無と瞼裂斑の関連も調べたところ、UVカットのコンタクトレンズを6年以上使用している学生は、裸眼の人より瞼裂斑の発症リスクが74%低かった。

 佐々木教授は「UVカットのコンタクトレンズや眼鏡は瞼裂斑の予防に効果があるので、屋外でスポーツをする学生や子どもたちは積極的に使用してほしい」と強調する。視力の良い人も、度のない薄い色のサングラスや眼鏡を使用したり、帽子をかぶったりするのが望ましいという。

北國新聞社

最終更新:6/15(木) 2:29
北國新聞社