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FOMC:1~1.25%に利上げ、保有資産の縮小計画を提示

6/15(木) 3:13配信

Bloomberg

米連邦公開市場委員会(FOMC)は13、14 両日に定例会合を開き、フェデラルファンド(FF)金利誘導目標を1-1.25%のレンジに引き上げた。年内の利上げについては、あと1回との見通しを維持。さらに4兆5000億ドルの保有証券縮小計画について詳細を示した。

米連邦準備制度理事会(FRB)のイエレン議長は声明発表後の記者会見で、保有証券の縮小について、経済が当局の想定通りに進展するなら、「比較的早期」の実行もあり得るとの認識を明らかにした。

FOMC声明は「経済見通しへの短期的なリスクはおおよそ均衡しているように見受けられるが、委員会はインフレの動向を注視している」と記述。「委員会は現在、経済がおおむね予想通りに進展するとの想定で、バランスシート正常化プログラムの年内開始を見込んでいる」と表明した。

金融政策決定当局者が示した予測は2018年の利上げも3回となっており、3月の前回予測から変わらなかった。

声明は「前年比ベースでのインフレ率は短期的に2%をやや下回る水準にとどまると予想されるが、中期的には委員会の目標である2%程度で安定すると見込んでいる」とした。

前回の声明ではインフレ率は目標に近いと表現していた。

14日朝に発表された5月の消費者物価指数(CPI)で食品とエネルギーを除くコアCPIは1.7%上昇と、4カ月連続で伸びが鈍化した。

PNCファイナンシャル・サービシズ・グループ(ピッツバーグ)のシニア経済アドバイザー、スチュアート・ホフマン氏は「当局は追加利上げを急いでいない。インフレ率は目標から遠ざかり一歩引いた状態だ。追加利上げは10月以降まで待たざるを得なくなるだろう」と指摘した。

FOMCが同時に発表した付属文書によると、金融当局はバランスシートを月間ベースでゆっくりと縮小していく。当初の縮小額は100億ドルに設定される。内訳は米国債が60億ドル、住宅ローン担保証券(MBS)が40億ドル。

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最終更新:6/15(木) 6:41
Bloomberg