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FOMC:当局は9月か12月に縮小開始の構え-市場関係者の見方

6/15(木) 7:07配信

Bloomberg

米連邦公開市場委員会(FOMC)は13、14 両日に定例会合を開き、フェデラルファンド(FF)金利誘導目標を1 -1.25%のレンジに引き上げた。年内の利上げについては、あと1回との見通しを維持。4兆5000億ドルの保有証券をどのように縮小していくかの詳細を示した。

これについての市場関係者の見方は以下の通り。

◎FOMC声明、物価についてさほど大きな不安反映せず-JPモルガンJPモルガン・チェースの米国担当チーフエコノミスト、マイケル・フェロリ氏は調査リポートで、FOMC声明の変更は「最近のインフレを巡る失望について、それほど大きな不安を反映していない」と指摘した。インフレ目標に届いていないことに対する落ち着いた姿勢は、2018年と19年のインフレ率を2%と引き続き予測している四半期のインフレ見通しを見ても明らかだ。全般的にみると、声明とそれに付随する報告に「それほど多くのサプライズはなかった」。

◎FOMC後、9月利上げ見通しは不変も賃金の伸び必要か-ING銀行ING銀行のシニアエコノミスト、ジェームズ・ナイトリー氏はリポートで、FOMC後も9月利上げ見通しに変わりはないが、労働市場の引き締まりが賃金の伸び加速につながるさらなる証拠が必要だろうとの見方を示した。当局のバランスシート縮小に関する詳細は「極めて慎重なアプローチ」示す。FF金利が重要な政策手段であることは依然として明らか。

◎FOMCのメッセージは市場予想よりもタカ派的-BNYメロンバンク・オブ・ニューヨーク・メロン(BNYメロン)のストラテジスト、マービン・ロー氏は調査リポートで、FOMCの全般的なメッセージは市場の予想よりもタカ派的だったと指摘した。バランスシートの縮小は最初の年が3000億ドル、2年目の終わりには年6000億ドルのペースに加速し、予想されていたよりも積極的に保有証券を圧縮するアプローチとなる。

◎FOMCは年内追加利上げ見送りか、長期休止の可能性も-バンガードバンガード・グループのシニアエコノミスト、ロジャー・アリアガディアス氏はリポートで、インフレ率が年後半に現在の水準から大きく上昇するとは予想されていないことから、FRBが年内の追加利上げを見送る公算が大きく、2018年にかけて長期にわたって休止する可能性もあると指摘した。

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最終更新:6/15(木) 8:34
Bloomberg

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