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静岡市工事「休日」設定へ 建設業の人手不足解消、モデル事業

6/16(金) 7:38配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 長時間労働の常態化の改善が求められる建設業の「週休2日」実現に向け、静岡市は7月1日から、市発注工事の一部について4週間につき6日間現場を閉所して休日とするよう求めるモデル事業を始める。労働環境を改善することで、慢性的な担い手不足の解消を目指す。公共工事の休日設定は県が既に導入済み。静岡県によると県内市町では初という。

 日本建設産業職員労働組合協議会(日建協)が2016年11月に行った調査によると、組合員の休日設定で「4週8休」はわずか7・5%。最も多かったのは「4週4休」の43・3%だった。休日の少なさは人手不足に直結し、国の試算では25年に50~90万人の技能労働者が不足するとされる。

 市が日建協の全国運動と連動して10日に行った「統一土曜閉所運動」では市発注工事212件のうち、現場を閉所したのは59%にとどまった。こうした現状を踏まえ、市は現場閉所日を6日間に設定。8日間も検討したが、日雇い労働者の急激な収入減などを考慮し段階的に閉所日を増やしていくことにした。初年度の休日設定モデル事業は、各課1案件以上、計20~30件の発注を見込む。

 市技術政策課の担当者は「インフラ整備や災害復興を担う建設業の人材確保は重要。将来的な完全週休2日制の実現に向け、現場閉所日を可能な限り増やしたい」としている。

 県は15年度から一部発注工事への週休2日制を導入。16年度は32件の実績があった。

静岡新聞社

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