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津波タワーを検討 一般質問で福井市長―下田市議会

6/16(金) 13:12配信

伊豆新聞

 ■ 旧町内、避難路も 

【下田限定】“下田レモンシャーベット”

 下田市議会6月定例会は15日、本会議を開き、前日に続き一般質問を行った。福井祐輔市長は、旧町内の津波避難対策の一つとして津波避難タワーの建設や、下田幼稚園の裏山(大安寺上の広場)から敷根まで抜けられる避難路整備を検討していく考えを示した。

 市は旧町内の津波避難対策として下田幼稚園の裏山への避難路を整備し、下田小裏山の春日山と下田公園を結ぶ遊歩道整備を進めている。

 一方で旧町内のNTTビルが耐浪調査の結果、避難ビルから外れたこともあり、福井市長は「避難タワーの研究を進めており、一部(用地に)心当たりがある」と述べた。沢登英信氏の質問に答えた。

 下田幼稚園裏山と敷根を結ぶ避難路については、橋本智洋氏が「大安寺上の避難所で1800人の地域住民が災害物資が届くまで生活するのは困難」として早急な整備を要望。福井市長は「一時的に避難し、最終的な避難地は敷根公園」と、新たな避難路整備に前向きな姿勢を見せた。

 ■市職員、5年間で4人自殺 沢登氏「背後に長時間労働」

 沢登氏は、市職員の労働に関し「2010年から5年間で4人の職員が自殺しており、その背後には長時間労働がある」として改善を求めた。

 市は自殺と長時間労働との因果関係は不明とした上で、「タイムカードをみると、16年度は時間外労働が1人当たり月平均45時間を超えている課が3課(学校教育課、出納室、観光交流課)ある。ただし、出勤から帰宅までの単純な在庁時間で、退庁時間後の食事や休憩時間などは含まれていない」と説明した。

 残業が必要な場合は申請書を課長に提出し、許可を得る仕組みになっており、記録に残らないサービス残業がある可能性にも言及し、「個人ごと事務ごとの詳細な実態調査を実施していく」とした。

 福井市長は「報告はペーパー1枚にまとめるなどの省力化と、積極的な休暇の取得を指導している。一時的に残業が増えることはあるが、残業の削減と労働環境の改善に努めていく」と述べた。

 このほか、進士為雄氏は、森林資源の有効活用の観点から、木材チップを利用したバイオマス発電を提案。福井市長は「実際の働きかけもあり、研究していきたい」と回答した。

最終更新:6/16(金) 13:47
伊豆新聞