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【香港】観光見本市ITEが開幕、日系は55社・団体

6/16(金) 11:30配信

NNA

 香港の国際観光見本市「第31回香港国際旅行展示会(ITE2017)」が15日、湾仔の香港コンベンション&エキシビションセンター(HKCEC)で開幕した。日本エリアには自治体や民間企業など55社・団体が49ブースを設け、香港をはじめとするバイヤーに売り込んだ。
 ITEに初出展した東日本旅客鉄道(JR東日本)は、これまでの他の旅行展ではホテル商品だけを紹介していたが、「レールパス、ホテル、グループ会社運営のガーラ湯沢スキー場をセットにして売り出す方が効果的」とみて出展を決めた。
 同社担当者によると、ガーラ湯沢スキー場には、本格的にスキーを楽しむというよりも初めて日本に来た外国人が雪を見に来る場合が多い。最も多いのはタイ、台湾、インドネシア、香港。
 海外客に人気となっている背景には東京から上越新幹線で75分というアクセスのよさがある。日帰り客がほとんどという海外客にはそり遊びが人気となっているほか、昨シーズンから始めた中国語でのスキーレッスンも好評という。17日からの一般公開では抽選で優待チケットを渡し誘客する考えだ。
 ■個人旅行向けの商品化希望も
 東急リゾートサービスが和歌山県田辺市に持つ会員制施設「ホテルハーヴェスト南紀田辺」では、2~3年前からインバウンドの取り込みを始めた。同ホテルの寛座雅義サブマネジャーは、「外国人の中でも香港人旅行者が多い。世界遺産の熊野古道や温泉が人気。2020年には東京五輪もあり、積極的にインバウンド客を囲い込みたい」とコメントした。
 ブースでは、個人旅行向けとして商品化したいというバイヤーがよく見られるという。日本の観光地にあまり詳しくない個人向けに観光コースを作り、提案したい狙いがあるようだ。
 京都で着物レンタル「夢館(ゆめやかた)」を展開する豊彩(京都市下京区)は、マーケティングもかねてブースを設けた。ブース内では試着も可能。京都の風景写真を背景にスマートフォンで撮影していた地元女性は、「日本に4回行ったことがあり、着物レンタルも体験したことがある。写真映えし、よい思い出になると思う」と語った。
 同社担当者によると、顧客比率は現在、国内と海外が半々で、海外向けには7カ国語に対応。アジアを中心に個人旅行者の利用が増えており、特にSNS(会員制交流サイト)が発達している国・地域からの利用が目立つという。
 ITEは18日まで開かれ、今年は52カ国・地域から650以上の企業・団体が出展。出展国・地域の半数はアジア以外という。15日付大公報によると、16日までの業界関係者向けでは延べ1万2,000人、17日と18日の一般公開では約9万人の来場がそれぞれ見込まれている。

最終更新:6/16(金) 11:30
NNA