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塩村都議が語った、議会の「セクハラ体質」 あれから3年、変化は? 「本当に反省してる様子はない」

6/18(日) 7:00配信

withnews

 塩村文夏都議が東京都議会の議場で浴びた「セクハラやじ」の問題から約3年。初の女性都知事・小池百合子氏が率いる「都民ファーストの会」も、多くの女性の候補を擁立する見込みです。「学級崩壊状態の中でのセクハラ発言」だったというやじ。女性議員の立ち位置は変わったのでしょうか? 7月2日投開票の都議選を前に国政転身のため1期で都議会を去る塩村氏に聞ききました。(朝日新聞東京社会部・吉野太一郎)

【画像】やじを言った鈴木議員、事務所に投げられた卵…都議会やじ問題「公開謝罪」まで

セクハラやじ、そして女性議員

――2014年のセクハラやじ問題は大きく取り上げられて、やじを発したと名乗り出た議員が謝罪しましたけども、3年経って、議会の女性の立ち位置といったことは何か変わったと言えるでしょうか?

セクハラやじはなくなりましたね。「怒られちゃったからやっちゃいけない」「すごいしっぺ返しが来るからやっちゃいけない」というレベルですけど、言い続けていくことによってなくなりますから、最初のステップだと思えばしょうがない。

ちょうど安倍首相が「女性の活躍」を掲げていた時ですから、ハラスメントをなくそうという認識も加速度的に進んでいったと思います。

ただ、あのとき、都議会に「男女共同参画社会推進議員連盟」が復活して「何がセクハラなのか」を学んでいくことになったので、こちらもそれ以上の追及を踏みとどまったんですが、発足時の総会では会長が「結婚したらどうだと、平場なら僕だって言う」と報道陣に発言して批判されましたし、次に開かれたのは1年後。議題は「女性の活躍」で、セクハラの話は誰も触れない。

もう1回開かれたときのテーマは女性アスリートの話。本当に反省してる様子はないというのがそこでわかりましたね。理事にも入っていないから、意見も言えないですし、結局、あのときにお願いしたハラスメントの勉強はないまま、都議会は終わっていくという形になりますね。

「昔アイドルしてたからいいだろう」

――あの時、注目浴びる中で、足を引っ張るようなことも言われましたか。

かなりありましたよ。まず「議員なんだから我慢しろ」ですね。でも、あれは一言だけじゃないですからね。何十分にもわたってゲラゲラ笑われて、学級崩壊状態の中でのセクハラ発言と不規則発言ですから。

大会派が1人の新人をそうやって扱うことを、当然のことだと言っている人がいる。日常に置き換えれば、転校生が来てあいさつしているのに、みんなで笑ってはやして、全然違うことを言ってちゃかす。そんなことを注意できない社会になっちゃいますから。

かなり保守的な女性たちからも、10代や20代前半の頃の話をされて「昔アイドルしてたからそんなこと言われてもいいだろう」と言われましたね。今は40歳に近くなっている私の考えも大きく変わっていますから「だから言っていい」という意見は違うと思います。


――名乗り出て謝罪した議員も、再び都議選に立候補します。

会派を離脱しましたが、自民党を離党したわけでもないですし、1年たったらまた戻っています。最大会派であればたくさん人材がいるはずですから、きちんと選考しなおしてほしかったなと思いますね。ただ、やじを言ったのは1人だけではないので、 1人だけ制裁を受けるのも問題はありますが。

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最終更新:6/18(日) 11:21
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