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小池都知事、都議選にむけ追い風連発!

6/16(金) 6:04配信

スポーツ報知

 市場移転問題を検討する「市場のあり方戦略本部」の会合が15日、東京都庁で開かれ、豊洲市場に大部分の機能を移転する一方で、築地市場も整備後に再活用する方向で話し合いが進められた。都議選(6月23日告示、7月2日投開票)前に「決められない知事」のイメージ払拭を狙う小池百合子都知事(64)は早ければ17日にも結論を明らかにする。一方、国会ではこの日「加計学園問題」、「テロ等準備罪の強行採決」で自民党への批判が高まりつつある。12日のパンダの赤ちゃん誕生から、小池氏への追い風が続いている。

 都議選に向け小池氏が代表を務める「都民ファーストの会」が思うような支持を集められていない中、懸案の市場問題の解決が確実となったことで状況が変化してきた。

 戦略本部はこの日、豊洲に移転の場合は市場会計が赤字に陥り、築地の跡地活用が必須だと強調。その上で、跡地を売却する案と民間に長期間貸し出す案などの収支見通しを試算した。16日の会合では豊洲市場の課題への対応、築地の再整備案などが議題で、「豊洲移転」は既定路線となっている。

 また、小池氏は17日にも築地を訪問し、豊洲の「無害化」の約束が達成できていない現状を市場業者に陳謝する意向を示した。小池氏は「約束が守られていないとお怒りの方もいるし、むしろ早く(豊洲へ)移ろうという人たちもいる。直接会って現場の方に謝るのが筋だ」としたが、筋を通した上で告示前に移転を正式に表明するとみられる。

 都議選では自民が「豊洲早期移転」を公約に掲げ、小池氏を「決められない知事」と指摘。これが都民ファーストの会の伸び悩みにもつながっていたが、移転が決まれば争点ではなくなり、自民にはマイナスとなる。加えて国政での“失点”も影響しそうだ。加計学園の獣医学部新設計画をめぐる問題では当初突っぱねていた再調査を結局実施することになり、この日、文書の存在が明らかに。また、朝には参院法務委員会での採決を省略し、参院本会議でテロ等準備罪が強行採決され、ニュースなどで繰り返し報じられた。

 政治評論家の有馬晴海氏は「『決める知事』という姿勢を示せたのは及第点。また、加計問題や強行採決で『自民は横暴だ』とする人がいる中、同党を離党した小池氏を『先見の明がある』と考える人もいるでしょう」と都議選に向け都民ファーストの会に風向きがやや変わったとみる。ただ「発表の内容次第では『結論を出した』と評価しない人もいるかもしれない。油断はまだまだ禁物」と話した。

 12日には上野動物園でパンダの赤ちゃんが誕生したが「大きなプラスにはならないでしょうが好材料にはふさわしいネタ。パンダが嫌いな人はいないでしょうから」と有馬氏。小池氏はすでに「名前を公募します」と呼び掛けて“利用”している。

最終更新:6/16(金) 6:04
スポーツ報知