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AV強要、SODが考える対策「業界も脇が甘かった」「女優さんを応援したい。今をチャンスに」

6/19(月) 7:00配信

withnews

 出演強要問題で揺れるAV業界。もし出演女優が、撮影を拒否したら、どのような対応を取るのか? 大手AVメーカーである制作会社SODクリエイトと、販売会社「ソフト・オン・デマンド」のトップは「嫌だと言われたら、撮影はしません」と説明する一方、「業界にも甘いところがあった」と語る。業界の実情について、トップの考えを聞いた。(朝日新聞経済部・高野真吾)

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高橋がなり氏に取材申し込みをしたが・・・

 SODクリエイトは、WILL(元CA)、プレステージと並び、AVメーカーの3強の一つとされる。テレビ番組「¥マネーの虎」で名をはせた、高橋がなり氏が株主をつとめる。

 この1年ほど記者が取材した多くのAV業界関係者が、業界改革に向けた「キーマン」として高橋氏の名前を挙げた。 4月に高橋氏に取材を申し込んだが実現せず、高橋氏が社長に指名した野本氏がインタビューに応じた。

 野本氏は日大卒業後の2004年に入社し、16年6月の社長就任まで、SODクリエイトでAVの制作に携わってきた。監督作品だけでも100本を超え、AD時代を含め、無数の撮影現場をこなしてきたという。

「女優さんが現場で嫌だと言われたら、撮影はしません」

 ――AVへの出演を拒否した女性が所属プロダクションから2460万円の違約金などを請求された訴訟で、東京地裁は15年9月に棄却の判決を出しました。この裁判を起こした元女優は、SODからデビューし作品が出ています。

 「基本的にお答えできません」

 「一般的にうちが取っているスタンスとして話してよろしいですか? 女優さんが現場で嫌だと言われたら、撮影はしません。(出演強要の)被害者を出さないようにというのが会社の方針です」

 「その(撮影)後、やっぱなかったことにしてくれ、作品を取り下げてくれという時は、即座に(他社での配信・販売を含むSODの)全チャネルで販売、配信を止めます。回収は自社で行います。回収費用は多いときは1千万円にものぼるのですが、クリエイトが負担しています。女優さんに違約金を請求することはしません」

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最終更新:6/19(月) 7:00
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