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L'Arc~en~Ciel結成25周年を記念した夢のような2デイズがついにOA、WOWOWが独占放送

6/16(金) 19:15配信

エキサイトミュージック

L'Arc~en~Cielの結成25周年を記念して東京ドームで開催された『25th L'Anniversary LIVE』の模様が今月24日にWOWOWで放送される。4月8、9日の公演が1本のステージを観るかのように楽しめる編集がなされている。ここではオンエアに先駆けて、その構成に沿って、レポートしていこう。

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L'Arc~en~Cielのライブとしては大阪 夢洲で開催された『L'Arc~en~Ciel LIVE 2015 L'ArCASINO』以来、約1年半ぶり、東京ドーム公演は約9年ぶりで、これが通算13、14回目となる。メンバーはそれぞれ独自の活動も展開しているので、4人が同じ場所に集う機会は貴重だ。

オープニングナンバーは「虹」。現在のメンバーで最初にレコーディングしたのが1997年発表のこの曲だった。これは25周年のステージの始まりにふさわしい選曲だ。kenのギター、tetsuyaのベース、yukihiroのドラム、hydeの歌声、4つの音のピースが噛み合った瞬間に大歓声が起こり、感動と熱狂に包まれていく。これまでの歩みもこの瞬間の思いも詰め込んだような深みのある歌と演奏が深く届いてきた。1990年代から愛されてきたナンバーでは観客もハンドクラップで参加していく。メンバーのファンへの感謝の思いと観客のバンドへの思いとが混じり合って、濃密な一体感が漂っていく。

ライブは、バンドの歴史の中での重要曲、代表曲、ファンに人気の曲などを織り交ぜた構成になっていて、L'Arc~en~Cielの音楽のポピュラリティー、普遍性とともに革新性や独自性も見えてくる。彼らの懐の深さ、奥の深さ、底知れなさを堪能したのは中盤のディープなナンバーの数々だ。「Shout at the Devil」では炎の映像とリアルな火柱、音玉、煙玉などの特効を有機的に組み合わせての演出と一体となって、白熱のパフォーマンスを展開。大画面の高精細LEDスクリーンの映像を駆使した演出も見事だった。

ライブの中で育ってきた曲と言えそうなのは「REVELATION」。hydeとkenがパーカッション、tetsuyaとyukihiroがギターでのパフォーマンスを展開しながらムービングステージに乗って移動し、観客の腕に装着されたL'edバンドが赤く光って、祭りにも似た熱い非日常的な空間が出現していく。ハンドクラップとともに始まった「X X X」では会場内がhydeの妖艶な歌声とエモーショナルでありながらソリッドさも兼ね備えた演奏に酔いしれていく。

L'Arc~en~Cielの独自性は音楽のみならず、リリース形態などにも及んでいる。1998年に3枚同時にリリースされたシングル曲「花葬」「浸食 -lose control-」「HONEY」が続けて演奏された。アンドロイドダンサーによるポールダンスのパフォーマンスなどが繰り広げられる中、変幻自在のリズムに乗って、光と影、儚さとせつなさ、美しさと妖しさなどが共存する重層的で立体的な歌の世界が立ち上がっていく。kenの透明感あふれる優美なギターソロから始まった「MY HEART DRAWS A DREAM」では伸びやかなhydeの歌声にtetsuyaのコーラスが重なり、さらに会場内のシンガロングも加わって、会場内に温かな一体感が漂っていく。

終盤はアグレッシヴな演奏の連続だった。ステージ上はもちろん、客席も熱気があふれている。「Driver's High」ではL'edバンドがカラフルに輝き、観客もジャンプを重ね盛りあがっていく。「READY STEADY GO」ではhydeがtetsuyaの肩に手をかけて一緒に歌う場面もあった。ここでも観客が一緒にシンガロング、いや、シャウトしている。このダイナミックでエネルギッシュな展開が大きなカタルシスを生み出していく。

光と闇が共存するようなドラマティックな歌とスケールの大きな演奏が印象的だったのは最新シングル曲「Don't be Afraid」だ。それぞれの奏でる音に強靱な意志が宿っているようなタフな演奏がズシッと響く。未来を恐れることなく、自らの可能性を信じて進んできた彼らが演奏することで、さらなる説得力が生まれていく。「Link」では、事前にWebを通じて募集した世界各地のファン同士の写真やL'Arc~en~Cielゆかりの場所の写真の数々が映し出される中での演奏。この25年間は、世界中のファンがL'Arc~en~Cielの音楽によって繋がってきた日々でもある。これはなんと稀有な25年だろう。

「ここまでの道のりはすごく長かった。遠回りもいっぱいしたとても長い道のりだったけど、この笑顔に会うためにこの道のりがあったんだったら、悪くない道のりだったんだと思います」というhydeの言葉に続いてライブはフィナーレへ。たくさんの光に包まれる中、夢のような2デイズが幕を閉じた。

25年の日々の中で培われてきたバンドとファンとの絆の強さ、揺るぎなさを実感した。虹は雨上がりの空に浮かぶ水滴がプリズムの役割を果たして光が屈折して反射して生まれる自然現象である。L'Arc~en~Cielも突然、出現する虹のように人々を驚かせたり、感動させたり、奮い立たせたり、鼓舞したり、勇気づけたりする存在であり続けている。25周年の東京ドーム公演はひとつの区切りであり、L'Arc~en~Cielという壮大なストーリーの新たな章の始まりを告げるものでもあるだろう。彼らはこれから先もたくさんの笑顔と出会っていくに違いない。未来が待ちきれないという人とっても、次なる未来を楽しみにしている人にとっても、この放送は必見だ。

≪番組情報≫
WOWOW
『L'Arc~en~Ciel 25th L'Anniversary LIVE』
6月24日(土)夜8:00 [WOWOWプライム]
※L'Arc~en~Ciel結成25周年記念ライブ。東京ドームで行なわれた2日間の模様を2時間に凝縮してWOWOWで独占放送

※関連番組※
『Over The L'Arc-en-Ciel』
6月24日(土)夜6:15 [WOWOWプライム]
2012年に14都市17公演行なわれたL'Arc~en~Ciel WORLD TOUR 2012の熱気を余すところなく収めたドキュメンタリー映画をテレビ初放送