ここから本文です

「アマゾンは本当に怖い」とファミリーマートの澤田社長、Google Cloudをフル活用へ

6/16(金) 7:55配信

@IT

 Googleは2017年6月14日、G SuiteおよびGoogle Cloud Platform(GCP)に関する2日間のイベント、「Google Cloud Next Tokyo 17」を開幕。ファミリーマートはGoogleのコンサルティングおよびクラウドサービスを包括的に活用していくことを明らかにした。また、NTTコミュニケーションズ(NTT Com)がGoogle Cloudのパートナーとなったことも発表された。

 記者会見で、ファミリーマートの代表取締役社長である澤田貴司氏は、アマゾンが小売業にとって大きな脅威になっていることを説明した。「アマゾンは本当に怖い。日本の市場も変わっていく」。ファミリーマートはこれまで店づくりや買収で活発な投資を進めてきたが、これからは可能な限りITにも投資していきたいと話している。

 足元では深刻な人不足と、現場の業務負荷が課題になっている。そこでまず企業文化、働き方の変革に向けて、グーグルのコンサルティングを受けたという。全社員へのアンケートで本部・現場の間の認識の違いが明らかになり、これを踏まえてグーグルのファシリテーションで様々な部署が集まりミーティングを実施、企業文化をどう変えていくべきか議論したという。

 ファミリーマートでは、G Suiteのオンラインファイル共有サービスの「Google Drive」、ビデオ会議/チャットの「Google Hangouts」などをパイロット的に試してきた。今後はG Suiteを本部約6000人、および約1万8000の店舗に横展開。これをツールとして活用し、企業文化の変革を「圧倒的なスピードで」進めていきたいという。

 一方澤田氏は、グーグルのアドバイスを受けながら、POSデータから顧客属性、天候、位置情報、ソーシャルネットワーキングサービスなど、あらゆる情報を集約して分析、機械学習を適用して、顧客、取引メーカー、物流業者、従業員といったステークホルダーに対するサービスを最適化していきたいと話した。

 一方、セールスパートナーに関しては、NTT ComがG Suite、GCPの双方について、プレミアサービスパートナーとなった。NTT Com取締役クラウドサービス部長の森林正彰氏は、同社の提供するクラウドサービス「Enterprise Cloud」とGCPを組み合わせ、『お客様が望むベストなテクノロジーを提供していきたい』と話した。

 森林氏は具体的な取り組みへの言及を避けたが、Microsoft Azureとの関係では統合運用管理ポータルや、Enterprise CloudのオプションとしてAzureの一部サービスの提供などを発表している。同様な取り組みを、グーグルとの間でも進めることが考えられる。

 Google Cloudに関しては、ソフトバンク、KDDIがG SuiteおよびGCPでパートナーとなっている。今回のNTT Comの発表で、日本の3大通信事業者が、全てGoogle Cloudを扱うことになった。

最終更新:6/16(金) 7:55
@IT