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県南西政懇 「会社は人命優先」 渡部氏、不祥事の広報対応説く

6/16(金) 12:00配信

茨城新聞クロスアイ

県南西政経懇話会の6月例会が14日、筑西市乙のホテルニューつたやで開かれた。共同通信編集委員兼論説委員の渡部道雄氏(58)が「不測の事態が起きたときの広報対応~記者の目から見た企業不祥事・経営危機」と題して講演。「会社は人命優先でなければいけない。社会に必要とされることに応えなければ、社会から排除される」とし、「会社のリスクを普段からイメージトレーニングし、点検しておく必要がある」と語った。

経済担当記者・デスクとして豊富な経験を持つ渡部氏は、現在進行する東芝の経営危機や旧雪印乳業の解体など具体例を挙げ、「上司にものを言えない社風」を生み出すカリスマ経営者らの弊害を指摘。一方で、企業の「CSV(共有価値の創造)」に重点を置いたビジネスモデル構築の重要性を強調した。

不祥事の発表については、火事に例えて「初期消火が大事。大火事を防げる」とし、素早い会見対応と記者に対する十分な資料提供を求めた。発生した何らかの問題の原因が仮に不明だったとしても「日本では『世間を騒がせて申し訳ない』と謝ることから始めるのが良い」と述べた。

茨城新聞社