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実力だけじゃない 米ドラフト「2世選手」次々指名の思惑

6/16(金) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 今年も現役時代に名を馳せた選手の身内がドラフトで多数、指名された。

 マーリンズはノースカロライナ大学のジョー・デュナン遊撃手(21)を2巡目(全体51位)で指名。ヤンキースの元主砲A・ロドリゲスは叔父にあたり、米大学球界を代表する内野手のひとりだという。

 ブルージェイズは通算354勝右腕ロジャー・クレメンスの次男で、テキサス大学の一塁手ケーシー(22)を8巡目(同249位)で交渉権を獲得。ダイヤモンドバックスは1984年に近鉄でもプレーしたドン・マネーの孫バディー・ケネディー内野手(18=ミルビル高)を5巡目(同142位)で指名するなど、今年もかつてのスター選手の親族が話題になった。

 日本のようにプロアマ規定がないメジャーでは、選手が自分の息子を当然のように指導している。実際、ロドリゲスは現役時代、キャンプ地タンパで甥っ子の打撃投手を買って出るなど練習相手を務めたそうだ。

■1A戦で5000人以上を集客

 各球団が毎年のように2世選手を指名するのは、単に実力を評価しただけではない。父親の知名度を借りて傘下のマイナー球団の集客増も当てにしているからだ。

 2005年のドラフトでクレメンスの長男で内野手のコービー(現マイナー打撃コーチ)を指名したアストロズは、その恩恵に授かった。コービーが出場した1A戦では、それまでの倍近い5000人以上の集客があった。敵地もコービー見たさに盛況だったといわれる。

 新人選手がデビューする今秋のルーキーリーグは、元剛腕と元長距離砲の身内同士の対戦が話題を呼ぶかもしれない。