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教育実習が好評 川根本町教委、町外出身静大生を積極受け入れ

6/16(金) 9:02配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 川根本町教委が本年度から、町外出身の静岡大生を教育実習生として積極的に受け入れている。期間中の滞在先の確保や実習校への送迎などの支援態勢を整え、5月下旬から3週間、4小学校に1人ずつ受け入れた。学生からは小規模校での実習と手厚い支援に好評を得ている。

 町の狙いは若者の交流人口を増やすこと。町教委は昨年度、静岡大の教育実習等運営協議会に加入した。「母校以外で実習を」という同大の姿勢に対し、町外出身の学生の受け入れを検討。同大と連携して希望する学生の受け入れを決めた。

 町教委は遠方での実習による学生の負担を考慮し、若者交流センター「奥流」を低料金で提供し、実習先まで学生を車で送迎した。学生は滞在先の確保が難しいことなどから、出身市町や母校で教育実習を行うケースもあるという。同大によると、町施設を提供して実習生を受け入れる市町は川根本町が初めて。

 実習を終えた学生は「実習に専念できる環境だった」と口をそろえた。町立中央小で3年生9人のクラスを担当した設楽わか奈さん(21)=静岡市清水区=は「自分の母校とは全く違い勉強になった。児童は恵まれた環境にいると感じた」と振り返る。町立南部小で実習した茨城県出身の照山若菜さん(20)は「地元の人も優しくて、住みたい町になった」と笑顔を見せた。

 町教委は来年度以降も実習生を受け入れる予定。「実習をきっかけに訪れたり、この町で教員になってくれたりするのを期待している」としている。

静岡新聞社