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パラ陸上・やり投げ日本記録保持者の田中選手、屋島小で交流 香川

6/16(金) 7:55配信

産経新聞

 ■「夢諦めず挑戦して」

 パラ陸上・やり投げ(視覚障害)の日本記録保持者で高松市在住の田中司選手(22)が15日、高松市立屋島小学校を訪問した。自身の体験を語る講演とやり投げ競技の実演を通し、児童らに障害者スポーツの魅力を伝えた。

 田中選手は同市出身。中学3年の時、野球の練習中に頭にボールが直撃したことをきっかけに視力が低下した。その後、相撲、視覚障害者柔道に挑戦したが、競技中の体への衝撃が視力に悪影響を及ぼすことから断念。平成27年に陸上の投擲(とうてき)競技に転向し、昨年6月のジャパンパラ陸上競技大会で日本新記録を樹立した。現在世界ランキング10位。

 この日、田中選手は屋島小の全校児童約440人に「夢への挑戦」をテーマに講演。好きだった野球ができなくなっても、スポーツで世界に挑戦したいという夢を持ち続けて、さまざまな競技にチャレンジしてきた経験を振り返り、「皆さんも夢を諦めずに挑み続けてほしい」と呼びかけた。

 その後、屋島レクザムフィールド(屋島競技場)に移動し、同小3、4年の児童ら約150人と交流した。田中選手は競技で使うやりやハンマーなどの特徴を説明したあと、実際にやり投げを披露。田中選手が投げたやりが45メートル付近まで届くと、児童らから大きな歓声があがった。4年の四宮衣織さん(9)は「夢や目標を持つことの大切さが分かった。いろんなことに諦めずチャレンジしたい」、谷川神君(9)は「やりを投げる姿が迫力があってかっこよかった」と話した。

 田中選手は「子供たちに競技を見てもらうことができ、刺激になった。来年は高松で日本パラリンピック陸上競技選手権大会があるので、地元で自己ベストを出して、東京パラリンピックの代表に選ばれるよう頑張りたい」と話した。

最終更新:6/16(金) 7:55
産経新聞