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最終日の逆転でV逸 西村優菜が涙の先に見つけた宿題

6/16(金) 18:55配信

ゴルフダイジェスト・オンライン(GDO)

◇2017 トヨタジュニアゴルフワールドカップ Supported by JAL 最終日◇中京ゴルフ倶楽部石野コース(愛知県豊田市)◇男子6843ヤード(パー71)、女子6130ヤード(パー72)

【画像】男女団体、個人総なめのアメリカチーム

不甲斐なさに涙がこみ上げてくる。止まらない。個人戦トップで最終日を迎え、団体戦でも2打差を追った西村優菜(大阪商業大学高2年)は、1バーディ4ボギーの「75」に終わり、目を赤くして奥歯を噛んだ。団体戦では逃げるアメリカに5打差まで広げられ、個人戦でも逆転を許した。

スタート前は、前日までと同じく「1日3アンダー」を目標に自分のゴルフに徹することを肝に銘じた。しかし、前日に好転した手応えを得たショットの感覚がイメージ通りにいかない。距離の短いパー3の2番でボギーが先行し、広がる団体戦での差を気にして焦りが出た。

「相手を意識しすぎたのかもしれない」。5番ではティショットを曲げて2つ目のボギー。その後はパーセーブを重ねたがバーディが来ず、「流れに乗れなかった」と、プラン通りにいかなかった序盤の落とし穴を悔やんだ。

最終日に崩れたのは技術面もそうだが、体力面、精神面にも課題があると感じている。海外選手と回り、「初速やスピン量が違う」とドライバーショットの違いも目の当たりにした。何よりパッティングは「ショートパットの入る確率が全然違う。気持ちの部分も大きい」と肌で感じた。

一方で自信になったのがショットの精度だ。もともと飛距離は出ないがセカンドショットの精度の高さを自負しており、「ショートアイアンの精度は通用する部分」。大会を通じて、これから取り組む課題が明確になったようだ。

この日はチームスコアを1つ伸ばすにとどまった日本チームだが、西村をはじめ古江彩佳(滝川第二高2年)、佐渡山理莉(沖縄県立名護高2年)の3人全員が最終18番をバーディとし、意地は見せた。全員高校2年生で、来年も出場のチャンスが残されている。「リベンジしたい」。4日間をともにした2人と顔を合わせ、そう話した西村の表情は明るかった。