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特派員と外国語ニュース記者の取材現場描く 聯合ニュースが書籍

6/16(金) 10:49配信

聯合ニュース

【ソウル聯合ニュース】韓国国家基幹ニュース通信社・聯合ニュースの特派員と外国語ニュース記者のエピソードを収めた書籍が、同時に発刊される。

 「私は特派員だ」は、1980年に聯合ニュース(当時の社名は聯合通信)が設立されて以降、40年近く歴史の現場を駆け回った特派員らの話をまとめた。

 イラク戦争とリビアの内戦、中東と北アフリカの反政府デモ、インドネシアなどに大きな被害をもたらした大津波、東日本大震災、金鮮一(キム・ソンイル)氏殺害事件(米軍に物資を納入する貿易会社の社員がイラクで武装勢力に拉致・殺害された事件)など、戦争や天変地異、災害現場のほか、ドイツ統一と旧ソ連の崩壊、北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記死亡、その長男の金正男(キム・ジョンナム)氏殺害事件など、国際政治の現場での特派員の取材風景と特ダネを追う姿を鮮明に描いた。

 83年にミャンマーで起きたラングーン爆弾テロ事件では、特派員が爆弾の破片で重傷を負い、2011年のエジプト革命では興奮したデモ隊から暴行を受けたこともあった。韓国初の中国東北3省の特派員として北朝鮮問題を取材していた記者は、取材中に交通事故で殉職した。

 南極と北極、エベレストなどの探検記、1988年のソウル五輪と02年のサッカーワールドカップなど、主要なスポーツイベントの取材記録も興味深い。

 一方、「外国語ニュースルーム24時」は、韓国人の外国語ニュース記者の知られざる仕事内容を覗くことができる。

 取材現場では一般記者と、記事では外信記者としのぎを削る外国語ニュース記者の仕事は、一般にはあまり知られていない。

 聯合ニュースの外国語部門は、約60人の取材記者と編集記者で構成されている。韓国のニュース通信社で唯一、英語、中国語、日本語、アラビア語、スペイン語、フランス語の6言語で24時間記事を配信している。

 日本の安倍晋三首相の靖国神社参拝を単独報道し、フランスが略奪した外奎章閣(朝鮮王朝が江華島に設けた、各種文書を収蔵する機関)図書の返還方針をサルコジ仏大統領(当時)に直接確認するなど、単純な翻訳ではなく現場取材を基にした記事だ。

 また外国人の視角ではなく韓国人の視点から作成した記事は、韓国関連の話題で韓国と世界をつなぎ、韓国を全世界に伝える役割をしている。

 2冊の書籍はどちらもニュース通信振興会の著述支援を受けた。「私は特派員だ」は1万5000ウォン(約1470円)、「外国語ニュースルーム24時」は1万3000ウォン。

最終更新:6/16(金) 13:56
聯合ニュース