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イザベル・ユペールと是枝裕和がフランス映画祭関連イベントでトーク

6/16(金) 11:01配信

映画ナタリー

フランス映画祭2017の関連イベント「Women in Motion」が6月23日に東京のアンスティチュ・フランセ東京で行われ、フランス人女優イザベル・ユペールと映画監督の是枝裕和が登壇する。

【写真】是枝裕和(他2枚)

同映画祭でも上映される主演作「エル ELLE」で第74回ゴールデングローブ賞映画部門の主演女優賞(ドラマ部門)に輝き、第89回アカデミー賞の主演女優賞にもノミネートされたユペール。このイベントでは彼女がこれまで演じてきた“女性像”について語る。当日の9時30分より、アンスティチュ・フランセ東京にて整理券が無料配布される。

このたび是枝よりコメントが到着した。「トリュフォーの『大人は判ってくれない』を、通っていた大学の近くにあったシネクラブで観たのがフランス映画を意識した最初だと思う。遅いデビューだ」とフランス映画との出会いを振り返り、「字幕を追うだけでも、その会話の軽妙さが伝わるロメールに出会って、いつかこんな台詞を書いてみたい、こんな自由な映画を撮ってみたいと思った」と述懐。そして「監督になって、自由は、放任や無責任とは真逆な態度なのだと気付いた。昔も今も、人間としても監督としても、フランス映画からは多くを学んでいる。活かせているかどうか?は、心許ないが」とつづっている。

フランス映画祭2017は、6月22日から25日にかけて東京・有楽町朝日ホールとTOHOシネマズ 日劇で開催。カトリーヌ・ドヌーヴが団長を、北野武が親善大使を務めるほか、多数のゲストが連日登壇する。

是枝裕和 コメント
トリュフォーの「大人は判ってくれない」を、通っていた大学の近くにあったシネクラブで観たのがフランス映画を意識した最初だと思う。遅いデビューだ。同じ時期に観たイタリアネオリアリズムの映画群同様、夢物語としてではなく映画がスッと自分の人生の近くに寄り添った新鮮な感覚。「ベン・ハー」は撮れないけど、これなら撮れるのではないか?と思った。それは大きな錯覚だったが。字幕を追うだけでも、その会話の軽妙さが伝わるロメールに出会って、いつかこんな台詞を書いてみたい、こんな自由な映画を撮ってみたいと思った。監督になって、自由は、放任や無責任とは真逆な態度なのだと気付いた。昔も今も、人間としても監督としても、フランス映画からは多くを学んでいる。活かせているかどうか?は、心許ないが。

Women in Motion
2017年6月23日(金)東京都 アンスティチュ・フランセ東京
開場 19:45 / 開演 20:15~(約45分)※同時通訳付き
料金:無料
<登壇者>
イザベル・ユペール / 是枝裕和

フランス映画祭2017
2017年6月22日(木)~25日(日)東京都 有楽町朝日ホール、TOHOシネマズ 日劇
<上映作品>
「エル ELLE」
「エタニティ 永遠の花たちへ」
「愛を綴る女」
「The Midwife(英題)」
「ロダン カミーユと永遠のアトリエ」
「Raw(英題)」
「チェイサー(1978年)」
「夜明けの祈り」
「セザンヌと過ごした時間」
「ポリーナ、私を踊る」
「あさがくるまえに」
「パリは今夜も開演中」ほか
<登壇者(予定)>
カトリーヌ・ドヌーヴ / トラン・アン・ユン / ダニエル・トンプソン / マルタン・プロヴォ / アンヌ・フォンテーヌ / ニコール・ガルシア / エドゥアール・ベール / ヴァレリー・ミュラー / アンジュラン・プレルジョカージュ / カテル・キレヴェレ / 北野武

最終更新:6/16(金) 11:01
映画ナタリー