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最年少プロ棋士誕生にプロ棋士が主役の映画『3月のライオン』がヒット! 日本の将棋界から目が離せない

6/16(金) 21:10配信

ZUU online

昨年10月にプロ入りを果たした藤井聡太四段が羽生善治三冠に勝利を果たしたり、今年の春の紫綬褒章を佐藤康光九段が受賞するなど、注目が集まっている将棋界。17歳のプロ棋士の成長を描く映画『3月のライオン』もヒットを飛ばし、話題になっています。今回は、日本における将棋についてご紹介。古くから親しまれてきた将棋について詳しく見ていきましょう。

■江戸時代には殿様も夢中に

日本で将棋が遊ばれ始めたのは、おそらく平安時代だろうと言われています。現在の将棋は9×9のマス目が描かれた将棋盤を使いますが、平安時代から室町時代にかけては8×8、13×13、17×17などさまざまなマス目の将棋盤で遊ばれていました。

江戸時代に入ると、将棋は囲碁と共に幕府から保護を受け、盛んに遊ばれるようになります。幕府は「将棋所(しょうぎどころ)」と呼ばれる役職を設け、将棋の実力で幕府から俸禄を受ける家元制を導入。名人たちは将軍の前で試合を行う「御城将棋」を行っていました。特に将棋を好んだとされる8代将軍吉宗が、年に1度御城将棋を行うと定めた11月17日は、日本将棋連盟によって「将棋の日」と定められているほど。

しかし、江戸幕府がなくなった明治時代には家元制が消滅。以降は終生就位だった名人位を実力による短期名人制に変更したり、将棋の普及発展と技術向上を図る「日本将棋連盟」を結成するなど、たくさんの改革を行い現在に至っています。

■プロになるには険しい道のり

日本将棋連盟の公式サイトによると、アマチュア将棋の実力は10級から六段まで。段級の認定はインターネットの認定試験を受けるか、プロ棋士に段位を認められれば免状を申請できるようです。他にもテレビや雑誌、日本将棋連盟公認のオンラインゲームなどで規定の点数を取ることでも可能。歴史を持つ将棋がインターネットをフル活用しているせいか、「オンラインの将棋ウォーズで遊んでたら知らない間に4級になってた」「アプリやってたら昇級したんだけど…申請すれば免状もらえるってすごいな」と驚く人もいます。

わりと簡単な方法で免状をもらえるアマチュア棋士と違い、プロ棋士になるのは狭き門。プロ棋士になるためには方法が2つあり、1つはプロ棋士から推薦を受けた上で入会試験を受け、日本将棋連盟主催の「新進棋士奨励会」に入会するという方法。しかし、満23歳の誕生日までに初段、満26歳の誕生日までに四段に昇段しないと退会処分になります。もう1つは、一定の成績を収めプロから推薦を受けたアマチュア棋士が、プロ棋士を相手に5局中3勝できたらプロ棋士になれるというもの。どちらの方法にせよとても難しく、知識やセンスなど将棋に関するあらゆる才能と努力が必要になるようです。

■プロ棋士が主人公の映画『3月のライオン』とは

主人公は、藤井四段と同じように中学生でプロ棋士になった桐山零。現在17歳の零は交通事故で両親と妹を失い、家も家族もない孤独な少年です。ところが、偶然知り合った川本家の人々と温かな交流を続けていくうちに、少しずつ心に変化が訪れる…というストーリー。繰り広げられる人間ドラマはもちろん、「将棋盤を挟んで魂をぶつけ合う対局シーンに感動した!」「あんなに長い対局シーンなのに飽きずに魅せられるのがすごい」「パチン、パチンと指す緊張感のある場面に見入ってしまった」といった声が上がるなど、対局シーンも好評を博しているようです。

羽生三冠に「アドバイスしてあげたい点が見当たらなくて困ります(笑)」とまで言わしめた藤井四段は、4月26日に行われた棋王戦予選でデビュー戦以来無敗の14連勝を飾りました。ますます盛り上がる日本の将棋界に今後も注目していきましょう。

(提供:プレミアムジャパン)

最終更新:6/16(金) 21:10
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