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全米OP松山英樹は出遅れ 同伴者の攻撃ゴルフでリズム狂う

6/16(金) 13:33配信

日刊ゲンダイDIGITAL

【全米オープン 初日】

「ショートパット、ミドルパットが入らなかった。ショットもチャンスにつけられなかった。(修正点が)多すぎる」

 5年連続出場の松山英樹(25)が2オーバー82位タイと大きく出遅れた。

 現地時間15日の朝7時51分にインから発進。

 全米オープン特有のタフな設定にも13番まではパーセーブを続けて、静かなスタートを切った。

 ところが14番パー5でボギーが先行する。ティーショットを右に曲げてフェスキューの深いラフ。ロストボールのトラブルは免れたが2打目はフェアウエーに出すだけ。3打目はグリーンをとらえられずに、またラフにつかまると4打目はグリーン反対側のバンカーへ。

 脱出は1メートルに寄せて、ここは1パットボギーでしのいだ。

 続く15番パー4は2打目をピン奥の下り傾斜を利用してチップインイーグル。一気にアンダーパーに突入した。だがこの日の見せ場はこれだけ。

 17番3メートル、折り返して3番は2・5メートルのパーパットが決まらずに1オーバー。

 8番は2打目がガードバンカーにつかまり土手に近い目玉のトラブル。脱出は7メートルと寄らずに4つ目のボギーをたたいた。

 上がり9番パー3はPWでピン上1・5メートルのスーパーショットを放ちながら、絶好のバーディーチャンスはカップ左を通過して決めることができなかった。フェアウエーキープ9ホール(64%)、パーオン9ホール(50%)とパットだけでなくショットも精彩を欠いた。

 今大会予選2日間は優勝予想1位のR・ファウラー(米国)、同4位のJ・ラーム(22・スペイン)と一緒に、メジャー初Vが期待される若手3人が同じペアリング。

 ファウラーは初日7アンダーの首位に立ち、ラームは4オーバー114位タイと崩れた。

■無理をしてリズムを崩した可能性

 実は2週前のザ・メモリアルトーナメントの予選ラウンドと同じ顔ぶれで、2日目と似たようなパターンになった。ファウラーは66で回り3位に浮上したが、松山74で40位に後退。ラームは77を叩き予選落ちだった。

 小野寺誠プロがこう言う。

「まだ残り3日間あるので十分に巻き返すことができますが、ファウラーもラームも攻撃的なプレースタイルで松山とは違う。規格外のマネジメントを目の前で見せられると、無意識のうちにセルフコントロールができなくなる。すると攻めるホールと守るホールとのメリハリがなくなってショットがブレ始めてきます。松山の調子がいい時は丁寧にプレーしてボギー数が少ない。ところがこの日は4ボギーと多かった。無理をしてリズムを崩した可能性が考えられます」

 ホールアウト後に、「リッキーとの差が広がってしまったけれど、残り3日間で1つずつ取り戻していきたい」と語った松山。全米オープンは日を追うごとに選手に牙をむく。ファウラーとの9打差はとてつもない重荷になるはずだ。

■日本人選手の話

▼宮里優作

「午前中は風が吹かなかったが、午後になって後半はアジャストがうまくいかず、悪いショット、いいショットの差が出た。(13番まで2アンダーできたが14番、15番と)ピンが難しい所にあって、2ホール続けてミスになった。(明日の雨予報に)ランが出ずに距離が残ってしまう。しのいで確実なバーディーチャンスを生かしていきたい」

▼谷原秀人

「ティーショットはそこそこよかった。なかなかアイアンがピンに行ってくれないのが成績が伸びない原因。カップが読みづらい所に切ってあった。明日に向けて、アイアンがもう少しピンに行くように練習する」

▼池田勇太

「前半、後半で10打も違うことはないですね。前半4連続ボギーで終えて、いつもの流れだなと思って、自分の中で何か変えなければとキャディーと話した。後半は大ざっぱというか、ラインを読み過ぎたり、いろいろ考えないようにした。最後の2つのバーディーはお土産みたいなもの。イーブンまで戻せたのは神がかりでした」

▼小平智

「前半は緊張もしていたし、自分にプレッシャーをかけすぎてうまくいかなかった。後半になってリズムがとれてきて、明日につながるゴルフができた。後半は3アンダーで回るつもりだったけど1つ足りなかった。明日は朝早いスタートなのでガンガン攻めていきたい」