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「奇跡の復興米」大きく育って 大阪・富田林で児童ら田植え

6/16(金) 7:55配信

産経新聞

 東日本大震災の記憶を受け継いでいこうと、被災地・岩手県大槌町で生き延びた「奇跡の復興米」の田植えが大阪府富田林市桜井町の水田で行われた。市立喜志小学校の5年生約90人らが参加。秋に約3・5トンの収穫を見込んでおり、大槌町だけでなく昨年4月に起こった熊本地震の被災地にも贈られるという。

 「復興米」の起源は震災から約7カ月がたった平成23年10月。大槌町の菊池妙(たえ)さん(76)が、津波で基礎部分だけを残して流された自宅跡で、3株の「ススキのようにやせた」稲穂を見つけたことが始まりだった。

 その後、県内のNPO法人が大切に育てて増やした稲穂は、富田林市が大槌町の復興支援をしていた縁から、26年に復興米の種もみ約1キロが同市の市民団体などへ贈られ、栽培されるようになった。

 参加した児童らは水田に足を踏み入れ、苗を丁寧に手で植えていった。同小5年の土井花歩さん(10)は「(苗を)ちゃんと植えられたかどうか分からないけれど、大きく育ってほしい」。同じ5年の内畑結保君(10)も「子供会(の行事)で田植えをしたことがあるので、うまく植えられたと思う。秋が楽しみ」と語った。

 菊池さんも「皆さんも『奇跡の復興米』のルーツを知り、日本の主食である『お米』のことを学んでいただけたらうれしく思います」とコメントした。

最終更新:6/16(金) 7:55
産経新聞