ここから本文です

代表質問、文字で配信 聴覚障害者らに配慮 福井県議会、6月定例会

6/16(金) 7:55配信

産経新聞

 県議会は6月定例議会(20日開会)の代表質問(23日)の発言内容を文字情報にしてインターネット上でライブ配信する。また、議場の傍聴席でも会期中に文字情報が流れるモニターを設置、傍聴者が見ることができる。15日は報道関係者向けに模擬質問による実演が行われた。

 聴覚障害者が代表質問の発言内容を確認できるように、音声と同時に文字化して公開する。議会事務局は全国の都道府県の議会では初めてとしている。

 文字通訳を行うITサービス会社「アイセック・福井」(若狭町)に委託。議場から音声を携帯電話を使って同社の入力センターに送信し、オペレーターが聞いてパソコンで文字を打ち込み、インターネット上でライブ配信する。パソコンやタブレット端末、スマートフォンで文字を読むことができる。

 「福井県議会」のホームページから「インターネット中継」の項目内の「県議会同時文字表示」で見ることができる。また、当日中に「会議録検索システム」項目の「代表質問文字データ」で掲載される。

 県議会では平成12年度から議場での手話通訳を始め、24~28年度に延べ63人が利用。14年度から本会議をネットで中継している。「より開かれた議会」を目指し、28年4月施行の障害者差別解消法の趣旨を踏まえて文字情報を配信する。

 議会事務局は「公式記録ではなくサービスとして提供する。聴覚障害者や耳の遠い高齢者の中には手話通訳が分からない人もいるので役に立つ。効果をみて一般質問も検討したい」としている。全国の市町では佐賀県武雄市議会が本会議を文字情報で配信している。

最終更新:6/16(金) 7:55
産経新聞