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阪神リリーフ陣を変えた香田投手コーチの金言

6/16(金) 16:35配信

東スポWeb

 セ・リーグ2位の阪神が15日の西武戦(甲子園)に延長10回、3―2で今季3度目となるサヨナラ勝ちを収めた。“金本チルドレン”の原口がサヨナラ打を放った。桑原ら好調の救援陣も鉄壁リレーで貢献。今や虎に欠かせない強力リリーフ軍団の活躍の裏には“金言”があった。

 試合後、金本監督は見事な無失点継投の桑原、マテオ、ドリス、高橋のリリーフ陣を「勝ちパターンのリレーだったから負けられないと思った。いつも通り強くてすごかった。完璧!」と称賛した。目を細めるのも当然だ。15日現在、虎ブルペン陣の防御率はリーグ屈指の2・31。勝ち試合に登板する桑原の防御率は0・94、高橋は1・74、マテオは1・59でリーグ最多の23HP、守護神のドリスはリーグトップの19セーブをマークしている。実は、ここまで安定感を誇る救援陣の“快投ショー連発”には、香田投手コーチが贈った「金言」が大きな効力を発揮しているという。

 この日は登板こそなかったが、今季25試合に登板して防御率1・82と日替わりで勝利の方程式に加わっている岩崎が明かす。「香田コーチに『1』という数字を大事にしなさいと言われています。1球目の入り方、最初の打者への攻め方、1つ目のアウトの取り方だったり。それはグラウンドだけではなくて、私生活においても『1』を意識するように言われました。朝起きてからまず何をするのかとか、何かを始める1つ目の行動だったり。だから常にその言葉は頭の片隅に置いていて、何をするにも『一番最初』は気を使います」。桑原もこの香田コーチの「1の意識」で「先頭打者への四球は、これまで以上に注意するようになった」と話した。

 確かにこの日の桑原、マテオ、ドリスの3人はいずれも先頭を空振り三振に切ってスタート。10回に登板し、サヨナラ勝ちで白星が転がり込んだ高橋は唯一、先頭打者に四球を与えたとあって「中継ぎではやってはいけないことをしてしまったので、気持ちを入れて投げた。反省のほうが大事」と笑顔は一切なし。まさに救援陣の意識を劇的に変えたのは香田流「1へのこだわり」だったのだ。

 苦手の交流戦に9勝6敗と大健闘の金本監督は「投手コーチに『中継ぎは交流戦フル回転でやってもらう』とお願いしている」と宣言。残り3試合はパ・リーグ首位の楽天戦で相手にとって不足なし。「1の意識」にこだわる強力救援陣が頼もしいところを見せてくれるはずだ。

最終更新:6/16(金) 17:19
東スポWeb

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