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【琵琶湖周航の歌百年】残し、歌い継ぎたい 官民、周知へ情報発信

6/16(金) 7:55配信

産経新聞

 琵琶湖を舞台にした滋賀のご当地ソング「琵琶湖周航の歌」が誕生して28日で百年を迎えるのを前に、記念行事をまとめたイベントガイドが完成するなど官民で歌の周知に向けた動きが活発化している。関係者は「歌がこれからも歌い継がれるよう、情報発信していきたい」と意気込む。

 ◆関連行事1冊に

 県文化振興課は、「琵琶湖周航の歌」誕生百周年を記念し、今年県内外で開かれる関連行事をまとめたイベントガイドを作成した。

 周航の歌は、旧制第三高等学校(現・京大)ボート部の小口太郎氏が、琵琶湖周航中の大正6年6月28日に詩を発表し、クルー仲間が当時学生の間で流行していた「ひつじぐさ」(吉田千秋氏作曲)のメロディーにのせて歌ったのが始まり。

 今年は24日に高島市民会館(同市今津町)で開かれる記念式典のほか、コンサートや散策ツアー、記念展示など官民でさまざまな関連イベントが計画されている。記念促進協議会事務局の同課がそれらを1冊のガイドに集約することにした。

 ガイドはA3判二つ折りでカラー刷り。1万部発行。県内外で開かれる14の関連イベントのほかに、歌の歴史や1番から6番までの歌詞を掲載。県内の図書館や公共ホール、各市町の観光協会などで配布している。

 同課の担当者は「周航の歌を知ることは琵琶湖の魅力に触れるきっかけにもなる。これから歌い継がれていくためにも、広く知っていただきたい」と話している。

 ◆オリジナル切手でPR

 日本郵便は16日から「琵琶湖周航の歌」百周年を記念して制作したオリジナルフレーム切手を県内の郵便局などで販売する。

 82円切手の10枚つづりで、図柄は雄松崎(大津市)や竹生島(長浜市)、長命寺(近江八幡市)など歌の舞台となった場所のほか、作詞者の小口太郎氏が所属していた京大ボート部の周航風景など。さらに台紙には、1~6番の歌詞が掲載されている。

 日本郵便が平成28年に県と締結した包括的連携協定に基づき、切手を考案。県庁前郵便局(大津市京町)の福森七七美局長は「記念切手を通じて、手紙文化の普及とともに滋賀県のPRにもなってほしい」と話している。

 一部1300円で3050枚作成。県内郵便局やインターネット上で販売されているほか、24日に高島市民会館で開かれる記念式典でも購入できる。

最終更新:6/16(金) 7:55
産経新聞