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ミカン、欧州へ海上輸送=特殊コンテナで可能に―日本郵船

6/16(金) 9:00配信

時事通信

 日本郵船は、ミカンやユズなどのかんきつ類を鮮度を保ったまま日本から欧州まで海上輸送することに成功した。運搬に50日ほどかかるが、費用は航空便に比べ10分の1程度に抑えられるという。将来、劣化しやすい農産物を欧州へ大量かつ安く運ぶことが可能となる。政府が進める農産物の輸出拡大を後押しすることになりそうだ。

 かんきつ類などの果物は収穫直後から劣化が進むため、時間がかかる船便での長距離輸送は難しいとみられていた。

 日本郵船は窒素ガスを注入して庫内の酸素濃度を低下させる特殊な冷蔵コンテナを活用。昨年末から今年1月にかけ、徳島県産の温州みかんなどを積んでフランスまで試験運搬した。常温で送る航空便よりも劣化が少なかったという。

 日本郵船は、かんきつ類以外にカブなど野菜にも利用拡大を図る考え。日本からの農産物輸入が認められている国・地域向けに、引き合いがあればすぐにでも運搬は可能としている。

 同社はすでに近距離のアジア向けで同じコンテナを使用している。アジアでは日本食ブームもあって、香港、タイ、シンガポールへ定期便を運航、メロンやイチゴなど高級果物を運んでいる。 

最終更新:6/16(金) 10:27
時事通信

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